2006年 5月 1日 (月) 

       

■  東北堂が「もりおか歴史散歩」を出版 安倍氏の時代からひもとく

     
  もりおか歴史散歩を紹介する川村社長  
 
もりおか歴史散歩を紹介する川村社長
 
  「もりおか歴史散歩」が東北堂(川村清社長)=盛岡市肴町3の21=から出版された。同社が発行するフリーペーパー「アップル」連載の35話をまとめた。郷土史のハンドブック、観光のガイドブックとして楽しみながら学べる。安倍、藤原、葛西と古代から中世に至る盛岡の前史に強いスポットを当てた。川村社長は「テーマごとに突っ込んで、他の本なら2、3行で終わるような細かい内容も紹介した」と勧めている。

  第1章の「厨川柵」では「安倍館の七不思議」として前九年の役にまつわる昔話。「尻切り田螺」は「食料不足の安倍軍は田螺まで食料にしました。早く食べられるるよう尻を切ったので、それ以来安倍館の堀には尻のない田螺がいたという」と伝承を紹介している。

  「義経伝説」では天満宮の弁慶石を取り上げた。「平泉を追われた義経と弁慶が盛岡に入り、心を晴らすため投げたり持ち上げたという巨岩のゆかりを明らかにしている。弁慶石と言われる岩は簗川、川目、手代森などにあることから、「義経伝説はまだたくさん残されており、お隣秋田県にも伝わっています。こんなに身近な義経伝説。大河ドラマを思い出しながら訪ねてみてはいかが」とロマンに誘っている。

  川村社長は「もりおか歴史散歩は読者から好評で、さかのぼってバックナンバーを欲しいという声が寄せられていた。連載を刊行してはという声が多く寄せられ、去年の秋までには一巡したので35回分で1冊の本にまとめた」と話し、読者からの要望に応えた。「アップルを見ている人は県外からの転勤族が多いので、盛岡の歴史を紹介するために役立つ本をつくりたいと思った。東北堂の文化事業と社会事業として地域貢献したい」と出版の狙いを話している。

  定価700円。盛岡市内の大手書店か東北堂で販売している。問い合わせは電話(019−624−2413)まで。 

 


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