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盛岡天満宮で休憩しながら語り合う盛岡道中会一行 |
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江戸時代の旅姿で歩く南部盛岡道中会(渡辺力会長)が4月29日、1979年の結成から50回目の道中を行った。毎年春と秋に昔ながらのいでたちで各地を旅している。50回目は16人が参加し、初心に帰って盛岡市内の神社を回った。
この日はようやく春めいた日よりで岩手山がくっきり。会員たちは道中を始めたころと様変わりした盛岡の町に感慨深く、手甲脚絆(てっこうきゃはん)にわらじでアスファルトを踏みしめていた。
南部盛岡道中会は現在の会員40人。思い思いの道中姿で参加し、盛岡近郊を中心に東北各地を練り歩いてきた。29日は盛岡市紺屋町を振り出しに盛岡八幡宮、住吉神社、天満宮、川留稲荷神社などを参拝して歩いた。
会員の東條弘さん(65)は「今回は原点に返って紺屋町の一里塚から歩いた。盛岡市内の道中旅めぐりをやってきたが、できるだけ明治以前のバスや汽車がない時代の扮装(ふんそう)をして参加してもらっている」と話す。一行は着物にわらじで腰には脇差し、頭には菅笠のスタイルで時代劇さながら。松尾芭蕉の姿や股旅のような扮装で参加する人もおり、街ゆく人を珍しがらせた。
これまで50回のうちには珍道中もあった。ある年には盛岡市内のホテルに休憩に入ったところ、お坊さんの結婚式があった。そのときは一行の中に僧りょの姿で参加した人がいて、関係者と間違われて宴会に招かれたことがあった。秋の道中で休憩していたら、キノコがびっしり生えていることに気づき、その足で山菜採りになったことも。
伊勢達さん(61)は「50回目もやったのはすごいことで、歩くのは健康に良いし、ゆっくり歩いてきたのがいいのではないか。はばき脱ぎも楽しみだし」と話し、会員の親ぼくを大切にする。円子敬一さん(65)は歩きながら、「盛岡の街もマンションばかりになって、鎮守の森から景色が見えなくなった」と思い出に浸っていた。
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