2006年 5月 2日 (火)
■ ガソリン価格一斉に値上げ GWの需要期に照準
1日からガソリンが値上げした盛岡市内のガソリンスタンド
原油価格の高騰が続く中、盛岡市内のほとんどの石油小売店は1日、現行小売り価格レギュラー1リットル(126円〜128円)を4円から5円一斉に値上げした。GW(ゴールデンウイーク)後半に車で遠出を計画している家族連れなどには出費がかさみそうだ。
今回の値上げは石油元売り大手各社の卸値価格の引き上げを受けたもの。大手各社は4円から5円、卸値を引き上げた。盛岡市内の石油小売店では既に原油インフレを経営努力で吸収し切れないとして早々に値上げに踏み切った。
同市本宮のムラタでは通常のスタンド3店とSS(セルフサービス)型スタンドを3店経営している。地域で値段が別々で1リットルレギュラー130円前後で販売している。「卸値分そのままを値上げした。値上げ前の在庫を利用してどうにかしのいだが大変厳しい。社内努力では限界」と説明する。
9店舗を経営する同市月が丘のアポロ石油でも「卸価格は1月から毎月値上げ。1円から2円だったが今回は4円。市内中心部の価格は1リットルレギュラー132円。経営的には極めて厳しい。先行き予断は許さない状況。GW前に上げたくはないのだが」と話す。
月が丘2丁目の30代の主婦は昼にガソリンを入れに来て「値上げは知らなかった。連休中に車で家族4人で秋田に行く予定をしている。どのくらい高くなるのかしら」と心配した様子だった。
ガソリンの値上げは各業界のコストプッシュ要因。市内の中堅小売店経営者は「包装資材の値上げがきつい。商品を包むために必要だが商品には転嫁できない。もう経費削減も難しい」と頭を痛めている。
同市中央通のヒノヤタクシー総務部では「当社の初乗り料金580円。3日からの本格的GWを前にガソリンの値上げは大変にきついが現段階で運賃の値上げはしない。社内で努力するしかなかろう」と話す。
県石油商業組合の田中速美専務理事は「石油元売り大手各社の値上げを受け各社でそれぞれ判断した。既に4月末に値上げしたスタンドもある。いずれどの店も苦しい。原油そのものが投機商品の対象となっておりどのように価格が動くか読めない状態」と話していた。
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