2006年 5月 2日 (火) 

       

■  春の水音響く 鹿妻穴堰」で安全祈願 

     
  1日から放水の始まった鹿妻穴堰(盛岡市上太田の同堰頭首工)  
  1日から放水の始まった鹿妻穴堰(盛岡市上太田の同堰頭首工)  
  鹿妻穴堰土地改良区(舘澤宏邦理事長)の鹿妻穴堰通水式は1日、盛岡市上太田にある雫石川右岸の同堰頭首工で開かれた。同日から代かき期間中、毎秒15・344トンを取水する。同改良区と国、県、恵みを受益する同市、紫波町、矢巾町の関係者ら50人が出席し、豊作と通水の安全を祈願した。同堰は通年放水しており、式は今年初めて開かれた。

 舘澤理事長は「春本番を迎え、農作業も本格的に開始される。本日から最大取水量毎秒15トンを放水する。毎年8月30日に鹿妻神社で豊作と安全を祈願しているが、近年は農業用水だけでなく多面的機能を持つ地域資源となり、多くの方がかかわっている。豊作によって流域が繁栄することを願い、大量の水を通水するわけで安全にも万全を期す」とあいさつした。

  頭首工では神事が営まれ、舘澤理事長ら同改良区、東北地方整備局北上川統合管理事務所と東北農政局北上土地改良調査管理事務所の国、盛岡地方振興局、流域3市町村関係者が臨席。玉ぐしを奉納するなどした。川村光朗矢巾町長の発声で神酒の杯を空けた。

  代かき期間が最大取水量となり、普通かんがい(代かき後から9月ごろ)が毎秒約10トン、非かんがい期(9月から4月いっぱい)が同4トン。流域面積は3市町村で約5千ヘクタールにおよぶ。水路は30路線以上あり、総延長は130キロを超える。

  舘澤理事長は「今年の農作業は遅れ気味だが回復してきそうだ。本日が本番となり、農家も準備態勢を調えている」と話していた。

 

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