■ 県議会議員定数調査特別委で自民が独自調査結果 「盛岡削減」7割賛成
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県議会の議員定数等調査特別委員会(高橋賢輔委員長)は2日開かれ、引き続き選挙区と選挙区定数について協議した。自民クラブから独自に実施した「県議会議員の定数等の見直しに関するアンケート」結果が示され、扱いを持ち帰り検討することとし、選挙区定数はこの日も決着しなかった。民主・県民会議は前回同様、人口比による素案を主張。パブリックコメントを超えた設問には疑問視の向きもある。
自民クラブはアンケートを県内市町村長と市町村議会議長に70通、自民党県連と接点のある各種団体に146通、県市町村合併推進市議委員会委員に6通(市町村長、議長を除く)を郵送で送付、28日締め切りで集計。市町村長から55通、各種団体から66通、審議会委員から2通の123通の回答があり、回答率は55・4%だった。回答は無記名。
質問は3問で、その一つは「県議会議員定数を51人から48人に3人削減することは、議員定数等調査特別委員会において内定しておりますが、当委員会の素案である人口比の原則を適用した『県北・沿岸地域の選挙区から3人削減すること(大船渡選挙区2↓1、下閉伊選挙区2↓1、九戸選挙区2↓1)』について、どう思いますか」という質問。賛成、反対、その他の選択肢から回答を求めた。回答のあった120通中55が賛成、53が反対、12がその他という結果になった。
ほかにも「自民クラブでは、二極化する県央・県南地域と県北・沿岸地域との格差を是正し、県土の均衡ある発展を図るため、県北・沿岸地域の振興に配慮し、定数の多い『県央・県南の選挙区から3人削減する(盛岡選挙区10↓9、奥州選挙区5↓4、一関選挙区5↓4)』との考えを持っておりますが、この考えについてはどのように思いますか」とパブリックコメントにない内容を質問。118通の回答中82が賛成、26が反対、10がその他という結果だった。素案に賛成し、自民案にも賛成する回答も見られた。
自民クラブはこの結果を踏まえ、「改めて県北・沿岸に配慮し、県土の均衡ある発展を図るため、(沿岸・県北は削減せず)定数の多い県央・県南の選挙区から削減する」ことを提案した。この案は、パブリックコメントに出す素案を決める際に委員会採決で否決された自民クラブ案と同じ内容となる。削減対象については会派内で合意しているという。
民主・県民会議はパブリックコメントの結果は素案変更の検討をするまでには至らないという前回と同様の立場で、素案を委員会の決定とする見解を再度主張。ただ、初めて自民クラブのアンケートが示されたため、扱いを会派持ち帰りとした。政和・社民はまだ会派でまとまっておらず、アンケート結果を示されたこともあり、会派持ち帰りで合意した。
民主・県民会議からはアンケートに関し、市町村長・議長に対して無記名に疑問が上がったほか、素案に対して以外に加えられている自民クラブの案に対する設問が、誘導尋問に当たらないかなどの見解が示された。パブリック・コメント後の実施時期に対し、パブリック・コメントとの整合性について疑問をはさみ、参考資料にしかならないという受け止め方もあった。
自民クラブの委員の一人、佐々木大和党県連幹事長は、政権与党の党として要望を受けている立場のため、市町村長・議長にも無記名にしたと説明。パブリックコメントの41通は少なく、県民への情報提供が少なかったとの認識を示す。前回の委員会で、パブリックコメントの結果から、単独でアンケートを実施すると話していた。
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