2006年 5月 7日 (日) 

       

■  表情豊かな手織り作品 外崎さん母娘が展示会 

 
     
  初の手織作品展を開いた外崎英子さんと美紀さん、左4点は美紀さんの作品  
  初の手織作品展を開いた外崎英子さんと美紀さん、左4点は美紀さんの作品  
盛岡市手代森の外崎英子さん(55)と長女の美紀(みのり)さん(30)による「母と娘の手織作品展」が、同市高松1丁目の和のギャラリーなかむらで15日まで開かれている。自宅に2台の機(はた)織り機を並べて制作した作品は、洋服、小物など合わせて約100点。障害のある美紀さんは、一つのことに集中できるという持ち味を生かし、表情豊かな作品を作り上げた。母の英子さんは「娘の30歳を機に、幼いころにお世話になった人たちに成長した姿を見てもらえれば」と話している。

 英子さんは、6年ほど前に手織りの「さをり織り」の教室に通い、感性のままに織ることができる手法に感動。糸が抜けたり、ほつれたりした部分も模様として考えるため、「障害のある娘にもできるのでは」と、一緒に制作を始めた。

  自閉症のある美紀さんは福祉作業所に通ったこともあるが、自宅でこつこつと制作する方が合っているという。毎日、朝8時ころから5時間ほど機織りに取り組んでいる。

  2人展は初めて。「織りは楽しい。特にピンクの色が好き」という美紀さんの作品は、桜の花のような淡い色調のジャケットなど、手織りならではの独自の風合いを出した。

  年1回、チャリティーバザーにも出品しているため、作品のほとんどはこの1年で制作したもの。「どんどん生地がたまっていくのがうれしいようで、集中して制作している」と英子さんが関心するほど、会場を埋めた作品群からは制作意欲がうかがえる。

  英子さんはベスト、パンツ、スカート、バッグなど多彩な作品を出品した。

  英子さんは「作業所などで仕事をすることに生きがいを感じる方がいれば、コミュニケーションが苦手で自宅での仕事を望んでいる人もいると思う。娘の場合は夢中になれる織りに出合うことができたので、こういう形もあるということを知ってもらえればうれしい」と話していた。

  作品は一部販売もしている。

  和のギャラリーなかむら(電話019−662−2071)は、午前10時から午後5時まで。火曜日定休。

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