2006年 5月 7日 (日) 

       

■  〈雑誌創刊号の話〉253 成ケ澤栄治 「百万人の健康」 

 昭和50年代の、ジョギングブームの写真を表紙に、「あなたの健康を約束する新雑誌です」と、『百万人の健康』(B5判・146ページ)が昭和51年12月、平和出版社から創刊されました。

  この年、ジョギングブームを家庭で…と機械の上を走ると走行距離が表示されるという仕掛けの「ルームランナー」なるものが発売されました。一時は爆発的な売れ行きでわたしの知人も持っていましたが、今でも使っているという話はもう聞きません。健康器具というものは大体そんなものらしいのです。

  創刊のあいさつは「内外の最新情報から健康法まで幅広く編集します」と、@時事的なもの、A日常生活に役立つもの、B最新情報や話題、C民間療法の4つを特集するとし、大特報「ガンにならない特集」を冒頭に掲載します。私事ですが兄も姉もこの病で逝きました。恐ろしい病気です。それだけに「がん」を載せない健康雑誌はないようです。

  確かにこの創刊号で「ガンが完全に治る特効薬がウシの血球から発見!」という、飯島登聖マリアンナ医大教授の臨床成功例をわたしは読みました。しかし、20年後にその恩恵を受けることはありませんでした。

  特集1は「働き盛りのサラリーマン健康法」で、@「肝臓管理でビジネス戦争に勝ち抜こう」、A「自分でできるスタミナ・アップ術50」と実践的に構成し、特集2は「夜の医学・健康のためのSEX」、@「いま若者に激増している急性陰萎を治すのはこれが一番」、A「男女で異なる精力のつく日常的な食べ物」、B「絶対きき目のある秘薬・強精薬総ガイド」と元気のでる読み物です。

  特集3は「女の医学」です。@「どうしたら治る・女はケチで便秘する」、A「口紅は化粧品?それともクスリ?女性も知らない意外な効果」、B「ポーズでわかる若い女性の病気」、C「だれも相手にしてくれない身体の悩み〈夢交〉と家庭療法」と、女性の悩みに応えます。

  連載は@「日本の近代医学を開いた人々」、A「私の健康法」、B「ゴルファのための健康法」の3編。

  保存版「実例付病気百民間療法」と「家庭秘薬事典」は、長い歳月を経て築き上げた民間療法を24ページにわたって解説するのですが、まさに先人の知恵に学ぶこと大であります。
(毎週日曜日掲載)

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