県教委は8日、教職員の酒気帯び運転など不祥事が根絶できないため「教職員の不祥事撲滅に向けた各学校における取り組み事例集」をまとめ、県立学校や市町村教委に配布した。各校の実践例を紹介し未然防止への取り組み強化を図る。増田知事は同日の記者会見で、新年度に入ってからも教員の不祥事が相次いでいることに「県立だけでなく市町村の教育委員会にお願いして絶対に出ないよう引き締めていきたい」と、改めて法令遵守やモラル確立を徹底させる考えを示した。
県教委は1月22日に中学校教員の酒気帯び運転発生を受け、不祥事撲滅の取り組みを強化。3月には「県教職員コンプライアンス・マニュアル」を策定して活用を促し、各所属で自律的、継続的に取り組むよう指導している。さらに今回、事例集を作成、配布した。
事例集は05年度に公立高校で取り組まれた中で、他校の参考になると考えられる具体例を収録した。
例えば「職員会議で毎月職員から事故違反防止スピーチとして、ひやりとした体験や安全運転のため心掛けていることを発表し、話し合いの上、課題を共有した。その内容を安全運転スピーチ集としてとりまとめた」「災害や生徒に関することのほか、教職員の不祥事に関することも載せた危機管理マニュアルを全教職員で検討の上、作成した」「学校独自のコンプライアンスチェックシートを作成した」といったマニュアルなどの活用が見られる。
団体徴収金など会計事務に関しては「振込依頼書により口座から口座への入金とし、現金を校内に置かないこととした」、道交法違反防止に関しては「遵守のための月目標を個人ごとに設定し翌月に目標に対する反省を行い、教頭に報告するとともに意見交換などを行う」などの実践例が掲載されている。
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