2006年 5月9日 (火) 

       

■  〈グラフ〉天台寺で寂聴さんが法話  

     
  本堂の階段に1時間も立ったままで法話する元気いっぱいの寂聴さん  
 
本堂の階段に1時間も立ったままで法話する元気いっぱいの寂聴さん
 
  旧浄法寺町と合併して誕生した新二戸市の八葉山天台寺(菅野澄住職)で春季例大祭が5日に開かれた。小雨模様の中、県内外から訪れた善男善女が境内を埋め尽くし、瀬戸内寂聴さんがユーモアあふれる法話を聞かせた。御神輿(みこし)渡御・稚児行列、護摩供養などの行事で一日中にぎわいを見せた。

  早くから訪れていた参拝客や観光客は本堂前に陣取った。午前9時ころから雨が降り出したが「寂聴さんは晴れ女だから大丈夫」と信頼していた。

  やがて地元の小学生たちによる梅田川太鼓奉納が始まり、11時からの法話に寂聴前住職が登場。寺の階段に上がって「エイ、エイ」と天に向かって気合を入れると見事に晴れ上がった。

  「わたしは照る照る坊主ですから」とジョーク。境内は爆笑の渦に包まれた。本番の法話では「浄法寺町は二戸市に天台寺の持参金を持って合併しました。二戸市はますます発展すると思います。わたしは5月15日で84歳になります。こういうボロの階段で、1時間も法話することは大変です。皆さんはお帰りにおさい銭を上げなければなりません。お札でもいいです」と呼びかけた。

  法話のあと四国から訪れた女性は「最愛の夫を亡くして大変な思いをしました」と涙ぐみながら話した。



     
  天台寺舞楽保存会による演舞  
 
天台寺舞楽保存会による演舞
 
  寂聴さんは「人生は悲しいこと、苦しいこともあります。夫はあなたのそばにおります」元気を出してくださいと励ましていた。

  寂聴さんは「来年の秋ころに歩き巡礼したいと思います。そのために足腰を鍛えて、まだ死ぬのは早いなあと思います」と笑顔で話していた。

  天台寺の法話は6月4日、7月2日、8月6日、9月3日、10月5日秋季例大祭、11月5日と毎月1回予定されている。問い合わせは天台寺(電話0195−38−2500)。 
 

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