第22回啄木祭短歌大会が7日、盛岡市玉山区の市渋民文化会館で開かれた。県内外から134人が参加し、204首の投稿から啄木祭賞など6賞が選ばれた。啄木祭賞は「奥州市の菊池トキ子さんの「飲食のときおり咽ぶ夫にてこの苦しみを父にも見たり」。
開会式で県歌人クラブの菊澤研一会長は「啄木は明治19年に生まれて120年になる。今年は玉山が盛岡に合併して初めての短歌会だ。啄木は27歳で死んでいるが、啄木が生きていればどうなったかと考える」とあいさつした。
谷藤裕明市長は「啄木生誕120年の今年は盛岡市と玉山村が合併した記念すべき年にあたり、新しい盛岡市の玉山が持っている魅力を発信する絶好の機会だ」と祝辞を述べた。
このほかの主な入賞者は次の通り。(敬称略)
◇盛岡市長賞「筍の伸ぶつ感触足うらに朝あさ見まわる竹やぶの中」藤原オイロ(矢巾町)
◇県歌人クラブ賞「古き街つなぐ路地にて市の立つ愛染横丁に早蕨を売る」佐藤拡子(盛岡市)
◇岩手日報社賞「わが部屋にあらざる如し友が来て紙の雛を飾りていけば」宮郁子(盛岡市)
◇朝日新聞社賞「かつてなく積もれる雪をわたり来て父せしごとく畑に土打つ」阿部スミ子(奥州市)
◇毎日新聞社賞「往く朝のホームは人の波なりき六十年経て今無人駅」長根山嘉之(洋野町)
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