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学生の街として古くから有名。昔から多くの詩人や芸術家が創作のインスピレーションや心の安らぎを求めてこの町を訪れた。この町を愛し、後世に残る数々の芸術とロマンを生み出した。ここにドイツで一番古い大学がある。
フランクフルトからIC特急で約50分。マンハイムからICE特急で12分。ハイデルベルク駅から旧市街まで歩いて30分。途中ビスマルク広場と大学広場が、この町を歩くに重要な基点になっている。
それに駅の南側の旧市街などが見どころ。ビスマルク広場から、ハウプトシュトラースを進むと、マルク広場の市役所に至るまで、目ぼしい建物が並んでいる。特に旧大学と聖霊教会とが目立つ。
古城から町を一望
コルンマルクト(穀物市場)から出るケーブルカーで山上の城郭まで昇れる。最初の駅だがそこは終点でない。
ここにかつてのプファルツ(英仏語ではパラティナ)選挙侯の居城だった。歩いて登っても15分でたどり着く。城内を見るには案内人と一緒でないとだめ。フリードリヒ館の後方バルコニーから見る町は絶景だ。
ワインの大樽(たる)があり、一杯3ユーロで試飲できる。そのコップは記念品として持ち帰れる。かつてフランスのルイ十四世の時代に、フランス軍に攻められ、城の一部は焼き打ちにあい、戦火のあとを今もとどめている。
大学自治が生んだ学生牢
旧市街には大学関係の建物が散在している。特に興味をひくのは、「学生牢(ろう)」だ。かつて大学自治により学内は治外法権のため、学生が町で悪いことをしても警察が介入できず、町民の苦情はかつて大学当局に集中した。その対策として大学は学生牢を造った。1712年から1914年までの二世紀間、牢が使用された。
アルト・ハイデルベルクの人気
こういう題のドイツ戯曲があった。十九世紀のころある小さな領主の御曹司が大学生として滞在中、酒場の娘と恋に陥った。身分ちがいでそれ以上どうにもならなかった。そこへ突然領主の父が危篤との急な知らせが届く。帰郷の命令だった。恋は終わり…。
後年アメリカの作曲家のロンバーグがミュージカルに仕立てた。「学生王子」という映画にもなった。300年の歴史を持つ「ツム・ロテン・オクセン」(赤い雄牛)という酒場がこのロマンスの舞台になっている。
有名な哲学者の道
ネッカー川右岸の丘の上にある山道。大学町から橋を渡ったところにある。古くからある橋と、西側にあるもっと新しい橋とがある。
二つの橋の名前は似ている。前者はカール・テオドール橋、後者はテオドール・ホイス橋。前者は町の中心部にあるが、途中の急な坂道を上らねばならない。目的地に達すると疲れ果て思索にふけるどころでない。後者の橋は町の中心からはずれたところにあるが、坂がゆるやかで、ゆとりをもって哲学者の道にたどりつく。
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