2006年 6月3日 (土) 

       

■  みんなで「脳元気」 老人クラブ主催で悪質商法講座

     
  悪質商法の説明を聞く老人クラブの会員  
 
悪質商法の説明を聞く老人クラブの会員
 
  盛岡市三ツ割の三ツ割公民館で31日、市消費生活センターの出前講座「みんなで脳元気教室」が開かれ、老人クラブ三ツ割明友会(菊池文雄会長、会員76人)の会員約30人が悪質商法の手口や対処法を学んだ。

  同センターの佐藤亮主査が被害の多い点検商法とSF(催眠)商法を説明した。点検商法は点検と称して家の床下などに入り、あたかも住宅などに欠陥があるような不安を抱かせリフォームや商品を契約させる。

  佐藤さんは「不安になったら工務店や家を建てた大工さんに相談し、見積もりを取ることが大切」とアドバイス。きっぱりと断る勇気が必要だが、いったん家の中に上げてしまうと言葉巧みな業者にだまされてしまうため、普段から玄関に鍵をかけ、いらないと思ったら鍵をかけたままで対応することを勧めた。

  SF(催眠)商法では一室にたくさんの人を集め日用雑貨などを無料で配布し、最終的に高額な商品を売りつける手口を紹介。参加者は「ただより高いものはない」という言葉に、しきりにうなずいていた。

  分かっていてもうっかり契約をしてしまうことがあるため、クーリングオフ制度の説明も行われた。参加者はもしものときのために、契約をしてから8日間であれば解約するのに理由はいらない、解約通知するときは簡易書留か証明郵便で出し、きちんと記録を残すという説明をしっかりとメモしていた。

  同市三ツ割の久保田キヌさん(80)は「普段か鍵をかけてインターホンで対応している」と話す。同地区では最近は来なくなったが以前は近所の人を集めて高額な布団などを売りつける業者がいたという。「顔を見せないのが一番。要らないものは断るのが一番。いいことを勉強させてもらいました」と出前講座でしっかりと対応法を身に付けていた。同日は上田介護支援センターの畠山佳子相談員による認知症予防教室も開かれ、参加者は元気いっぱいに手を広げたり握ったりする運動で認知症を予防した。

  市消費生活センターでは老人クラブや町内会、学校などの依頼を受け、昨年は206回の出前講座を開催した。同センターに寄せられる悪質商法の相談件数は依然として多いことから、今後も出前講座を活用した被害の未然防止を図る。

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