2006年 6月4日 (日) 

       

■  テーマは古民家とストライプ 工の会展開く

     
  会場内で実演も行われている第16回工の会展  
 
会場内で実演も行われている第16回工の会展
 
  第16回工の会展が4日まで、盛岡市山王町の県自治会館で開かれている。県内に工房を構える作家17人が、陶器や染織、木工や建具など1千点以上の作品を出展している。

  展示は二つの部屋を使用し、それぞれ「古民家の雰囲気」「ストライプ」とテーマを設定。「古民家の雰囲気」では、建具や家具など和のイメージを重視。「ストライプ」では展示台を並行に並べたり、それぞれの作品の中でストライプを意識したものを展示することで会場を盛り上げている。

  今回初めて参加したのは、盛岡市の工房「夢繭*花」主宰の江見夏恵さん。「皆さんの作品が素晴らしいので、少し背伸びして入会した。作品づくりは一人の世界だが、異分野交流を通して、自分を高めたい」と言う。今展は和を意識して、繭のひな人形や、フラワーアレンジメントなど約50点を出展している。

  花巻市の「平泉木彫工芸館」主宰の永田豊さんは会場で、高さ約1メートルの不動明王像の彫刻を実演。伝統的に型が決まっている仏像だが、顔の表情は自分の手で作る。のみ1本でがらりと表情が変わるため、神経を使う作業だ。

  富山県で井波彫刻を修業したという永田さん。38年間、同県で活動し、2年前に本県に戻って工房を開いた。粗彫りと仕上げに、200本ののみを使い分けながら制作している。

  滝沢村のガラ舎主宰、吉田好恵さんはガラス作品を出展。これまでは透明ガラスをベースに、凹凸や気泡を加えた作品づくりに取り組んできたが、今年は色ものも重視。自然の中から取り出したような、柔らかな色彩を施された絵柄は「食べ物が入ってからが器の本領」という自身の思いを表現している。

  盛岡市の美術表装「春虹堂」主宰の村里暁さんは、表装作品のほか、端切れを使ったカード入れやコースターなどの小物を出展。書や絵画などの内容によって、布地の色や柄を決めて制作する表装の世界。作品の中に描かれている季節感などを大事にしたいと思っている。

  午前9時半から午後3時半まで。

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