2006年 6月6日 (火)
■ 〈IGR巣子駅間もなく開業3カ月〉2 地区内循環バスがあれば…
巣子駅に通じる巣子滝沢駅線の北側にある村道。カーブミラーにある駅の表示はドライバーは見落としてしまいそうだ
巣子駅は滝沢村の管理業務をマイレールサークル巣子駅会に管理委託している。地域住民でもある山口匡市代表(64)ともう一人が同時にIGR嘱託駅員として1日交代で駅に駐在する。
IGRによると駅利用者や地域住民からは開業以降、さまざまな声が寄せられているという。
「せっかく立派な道路ができたのだから循環バスを通してほしい」「客にもバス会社にも、IGRにとってもいいことなのに」「役場に早く解決してほしい」「役場が悪い」「村長が悪い」。駅の所在地や接続する交通アクセスに関する問い合わせも少なくない。
積雪期になると、地域住民が利用する路線バスは国道4号を経由して盛岡市の市街地に向かい、往復2、3時間かかることもあるそうだ。鉄道なら盛岡〜巣子駅間の所要時間は片道13分だが、巣子地区内を循環するバスがなければ、利用するのも不便だ。
山本博也巣子自治会長は「早く道路が開通してほしい。接続できれば利用状況も変わってくる。駅周辺のお年寄りは巣子の中心地まで歩いてきている。循環バスが通れば状況が変わる」と利便性向上に期待する。
巣子駅線が開通しなければ、既存の村道では大型バスが運行できない。開通まではマイクロバスを活用する予定だったが、東北運輸局や県警から待ったが掛かった。村は交通量の多い巣子滝沢駅線(巣子野沢線)の進入路や停留所などの安全経路を設定して、現在許可手続きを実施中だ。
巣子滝沢駅線にある巣子駅の案内表示は、駅と反対側のカーブミラーに見落としそうなプレートが設置されているだけ。全面開通までは大きな案内板も取り付けられない。
元・駅設置検討委員会委員長の及川博康・東部地域まちづくり推進委員会長は「巣子駅線と巣子滝
沢駅線との接続部分には横断歩道を付ける必要がある。通勤通学時には自動車がスピードを出して走っているし、両サイドには歩道もない。仮設でもいいから街灯を付けないと周辺は暗い」と交通安全、防犯面を心配する。
同じく佐藤惇郎同推進委福祉部長は「循環バス停留所の設置個所検討のため雪が降る2月に、半日掛けて立ち合った。循環バスで駅間を往復したい。地区内を自転車や歩いて移動するのは大変だし、自動車で行く気にはならない。バスは既存の道路のままでも利用できる」と話している。
村議会は9日の議員全員協議会で村当局に対して駅地区まちづくり事業の進行状況や開通後の乗降客数などについて説明を求めている。
井上和夫議長は「議会に提案されたものは問題があったわけではなく、提案通りにいつ完成するかを見守っていかなければならない」と話している。(大崎真士記者)
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