■ イオン盛岡南SCに東山堂 都南店上回る1100平方メートルを確保
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東山堂本店
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盛岡市中ノ橋通の東山堂(玉山哲社長)は、同市向中野地内に9月開店予定のイオン盛岡南SC(ショッピングセンター)にテナントとして入居することを決めた。仮契約の段階だが地場テナント確定第1号になる。同SCは地下1階、地上4階建てで商業店舗面積は約4万6千平方メートル。盛岡南サティ(仮称)と県内外の専門店約130店が入居予定。同SC敷地内では鉄骨も建ち完成に向けて順調に工事が進んでいる。
東山堂の同SC内の新店舗面積は約1100平方メートル。同社の標準モデル店舗(三ツ割店、都南店など)は約900平方メートルで、これより200平方メートル規模が大きい。アイテム数も標準より6〜7万点多い約30万点になる模様。一般書籍が中心で店舗内の配置など具体的な店舗計画概要などはこれから詰める。
東山堂では今年度から新規出店計画を開始。4月には同市盛岡駅前北通のマックスバリュに盛岡駅前北通店をオープン。同社では過去6年間、中三盛岡店、月が丘店、大通店などを閉店し既存店の販売力と財務体質の強化に力を入れてきた。
玉山社長は「6年間でほぼリストラも終わり販売力も財務力もついてきた。従業員教育の成果も出始めた。今年度から空白地帯に新店舗を開店し攻めの経営に転じる計画だった」と言う。
ホットラインサカナチョウにある本店を中心に三ツ割店、都南店と市の南北に店舗を配置。西側に駅前北通店を開店させた。同社の店舗戦略上では盛南地区は空白地帯になっていた。
玉山社長は「本宮や向中野などの同地区に何らかの形で出す計画を検討していた。単独店で出すか、テナントで入るかなどを考えた。同SCへの出店も選択肢の一つ。さまざま検討を重ね、集客力が期待される同SCへの出店を進めることで交渉し仮契約に至った」と出店の動機を語る。
市内の書店業界は激しさを増している。同市大通2丁目のMOSSビルには大手のジュンク堂書店(本社神戸市・工藤恭孝社長)が入居する。八戸市のユニバース(三浦紘一社長)が同市津志田に12月開店予定のユニバース盛岡南SCにも県外大手書店が入居の予定。
盛岡の1人当たりの年間書籍販売額は約1万9千円と東北でトップ。
玉山社長は「大手書店は関東以南では大激戦を展開し飽和状態。その矛先が東北に向いた。書籍販売額の高い盛岡は狙い目。地場企業としての戦い方が求められている」と大手対策としての出店とも位置づける。
「新店舗では一般書籍中心の店舗になるが、店内で読み聞かせなどが可能な小さなスペースを幾つか設置したい。子供向けだけでなく高齢者向けの教室なども開催し大手と違う独自性を発揮したい。詳細はこれからだが」と話している。
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