かつて着せ替え人形として親しまれた愛らしさを感じてもらいたい−盛岡市清水町の南昌荘で、市松人形展(染織ギャラリーこうや主催)が11日まで開かれている。人形師が伝統の手わざで製作した約30体。実際に人形に触れて楽しむこともでき、来場者の人気を集めている。
「人形の着付けを通して子供の情操教育にも役立てていたようだ。触ってみることで手作りのお人形の良さや物を大切にする心を感じてもらえればうれしい」と、主催者の高屋一成さん。
展示されているのは、3代目松乾斎東光(しょうけんさいとうこう)さんが製作した市松人形。桐木(とうそ)や胡粉(ごふん)の昔ながらの材質を使い、74もの作業工程を経て仕上げたもので、一体一体違う表情をしている。
本仕立ての着物とじゅばんを着て帯を締めた女の子も愛らしいが、玩具を手にした幼い男の子の人形もかわいらしい。
市松人形師は、昭和初期には全国で80軒ほどあったというが、現在は東京を中心に10軒ぐらいという。その人形師を迎えた実演会が、10、11の両日、同会場で開かれる。市松人形の修理相談も受け付ける。
入場は無料だが南昌荘への入場料(大人200円、小中学生100円)が必要。
問い合わせは南昌荘(電話604−6633)まで。
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