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松本伸さんが絵柄を施したチェロと三浦祥子さん
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盛岡市在住のチェロ奏者、三浦祥子さんが、同市の松本伸弦楽器工房に依頼していた絵入りのチェロが完成した。三浦さんは昨年の11月、ニスで塗装する前の、白木の状態のチェロを使って、市内2カ所で演奏会を実施。そのチェロの美しさと音色は観客の心をとらえ、大好評を博した。その後、再び同工房に戻されたチェロは、松本伸さんの手で側面に絵柄を施され、新しい命を吹き込まれた。
絵柄のモチーフになったのは、ラファエロが描いた女性像。ヴァチカン美術館「署名の間」の天井画「哲学」「神学」「正義」「詩学」で、それぞれ描かれている4人をモデルに、装飾模様とともに配置した。
松本さんにとって、チェロの側面に絵柄を描くのは2作目。昨年の3月、三浦さんから聖母マリア像を描いてほしいというリクエストを受けて、制作を開始。そのイメージのモデルを探して、動きがあり、柔らかい女性像の同作品にたどり着いた。
絵柄はアクリル絵の具とペンを使用。制作を進めるうちに「女性の顔がだんだん三浦さんに似てきた」と松本さん。女性像の冠の部分には金粉を施して、神々しさを表現した。
楽器の前面には、輪郭に沿って850個の白蝶貝を埋め込み、S字孔もエレガントなイメージに。今年の3月に完成させた。
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チェロの側面に描かれた絵柄
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三浦さんは、楽器の外見だけでなく「張りがあって、若々しい音なのに、その躍動感が品を損なわない。素晴らしいチェロ」と音色にも大満足。音の元気のよさと、包み込むような女性的な優雅さを兼ね備えた楽器と絶賛している。
松本さんは「絵を描くのは好きなので、今後もいろいろと挑戦したい。装飾のアイデアは山のようにある」と意欲をみせている。 |