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県教委は6月30日、来年春に実施する県立高校入試の改善案を発表した。04年度入試から廃止していた推薦入試をスポーツ、芸術、文化などの分野で復活させる。一方、英語の応答試験は廃止し、試験日程を2日間から1日に短縮。面接の配点は従来の半分以下に改める。6日から県内10カ所で改善案の説明会を開き、関係者の意見を聴いた上で、18日の教育委員会議定例会で正式決定する。
推薦入試はスポーツ、文化、芸術のほかボランティアや生徒会活動、資格取得などで顕著な成果を収めた生徒を対象に実施。各高校はそれぞれ求める生徒像や推薦基準を明確にして公表する。募集枠は定員の10%内とし、中学校長が生徒の推薦を決定。浪人生も推薦の対象に加える。1月下旬に面接などで選考する。
大幅改変して04年度入試から採用した現行制度では、基礎学力を重視するとして推薦入試を廃止、全員に学力検査を課してきたが、3年で方針を転換した。県教委は「新制度導入時から3年後に改善点があれば見直すとしており、その方針にそった改善」と説明している。
現行制度も推薦入試に代わるものとして調査書・面接などを重視する選考方法を取り入れているが、従来の推薦入試に比べて選考基準が分かりづらく、スポーツ、芸術などで優れた生徒が私立高に推薦合格し、県立高に集まらないなどの問題も指摘されていた。
このほか受験生や高校側の負担を軽減するため英語の応答入試を廃止。これまで試験日に記入していた面接用の「自己アピールカード」も事前記入とし、試験日程を2日間から1日に短縮する。学力検査の500点満点に比べて「配点が高過ぎる」との指摘が目立っていた面接の配点は170点から70点に下げる。
県内すべての理数科は入学時に普通科とひとくくりで募集し、入学後に1年かけて進路選択させる「くくり募集」を採用することとした。
改善案は、大学教授や中学、高校の校長、PTA、教職員団体の代表らで組織する県立高校入試改善検討委員会(委員長・沼田俊昭盛岡大学長)の提言を受けてまとめた。定時制改革など今後、検討が必要な課題もあるが、主な提言内容については来春の入試から導入される見通しとなった。
盛岡地区での改善案の説明会は6日午前10時から盛岡市若園町の総合福祉センターで。一般の傍聴も可能。問い合わせは県教委学校教育室(電話629−6141)。
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現行の入試制度では学力検査と調査書・面接などを同等に扱うA選考、調査書・面接などを重視するB選考、学力検査を重視するC選考があり、各学校が選考ごとの合格者の比率を事前に決め公表している。
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