2006年 7月2日 (日) 

       

■  食の安心は健康な家畜から 岩手大学に安全研究センター

 

     
  岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センターの看板を掲げる藤井克己農学部長、平山健一学長、内藤善久センター長(左から)  
   岩手大学農学部附属動物医学食品安全教育研究センターの看板を掲げる藤井克己農学部長、平山健一学長、内藤善久センター長(左から)  

 岩手大学(平山健一学長)が4月に発足させた農学部附属動物医学食品安全教育センター(内藤善久センター長)の開所記念式典が6月30日、盛岡市内のホテルで開かれた。式典に先立って、平山学長と内藤センター長、藤井克己農学部長が、同市上田3丁目の農学部3号館玄関前にセンターの看板を設置。食の安全確保に向け、各分野の研究者が力を合わせていくことを誓い合った。

  同センターは、生産現場から食卓まで安全・安心な畜産物を届けるための教育研究拠点として開設された。健康な家畜の生産管理、食品加工、消費までの一連の流れにかかわる研究者や関係機関の連携を推進。地域の課題に応える共同研究や技術開発を進めながら、食品管理に必要な高度な技術や知識を身に付けた人材育成にも力を入れる。

  企画調整、動物生産科学、食料生産動物医学、食品安全科学の4部門にそれぞれ7〜9人の研究員(農学部兼務)を配置。企画調整部門を中心に、部門を横断した研究プロジェクトや教育・研修プログラムを実施できる組織体制を敷いた。

  具体的な事業としては、獣医師や畜産技術者のスキルアップを目的とした研修会の開催、最新科学に基づいた家畜生産・疾病予防の共同研究などを計画。9月にセンター主催の1回目の研修会を予定している。

  従来の動物科学や獣医学の教育研究は、各部門が縦割りで進めていたため、生産現場から食卓に至る一連の流れの中で生じる課題に、共同で取り組む姿勢が弱かった。内藤センター長は「食の安全のためには各分野の連携が欠かせない。意識を一つにして期待に応えられるような成果を上げたい」と話している。


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