2006年 7月2日 (日) 

       

■  きままな4人展 書道愛好家が作品を持ち寄って

 

     
  「気ままな4人展」で来場者に作品を紹介する佐藤六平さん(左から4人目)  
  「気ままな4人展」で来場者に作品を紹介する佐藤六平さん(左から4人目)  

 盛岡市の書道愛好家による「気ままな4人展」が、盛岡市大通1丁目のリリオで2日まで開かれている。自作の陶芸や絵画も交えて個性豊かな書を展示。出品者は「書道展とはひと味違う雰囲気を楽しんでもらいたい」と話している。

  出品者は、同市在住の佐藤六平さん(60)の呼びかけで集まった吉田彩夏(さいか)さん(57)、安達悠水(ゆうすい)さん(64)、吉田美和子さん(60)の合わせて4人。友人の紹介などで知り合ったメンバーが1年ほど前に「作品展を開こう」と決め、それぞれ好きなテーマで制作に励んできた。

  展示作品は、漢字、仮名、漢字仮名交じりの書に絵画などを加えた約60点。

  佐藤さんは、書と画で「奥の細道」を表現した作品を出品。松尾芭蕉句「五月雨の降のこしてや光堂」で有名な「平泉」などを絵を添えて書いている。

  吉田彩夏さんは「漢字大字を書く」をテーマに、1文字に思いを込めて表現した「夢」など出品。宮沢賢治詩「雨ニモマケズ」を書いた作品もある。

  安達さんは、長年研究を重ねている「源氏物語」から、朧月夜(おぼろづきよ)と源氏の君の出会いを描いた八帖「花宴」などを題材にした。「うき身世(みよ)にやがて消えなば尋ねても草の原をば問はじとや思ふ」(朧月夜)など、「2人のやり取りの情景を思い描きながら構成した」という。

  吉田美和子さんは、2004年に発刊した自身の詩集「木槿(むくげ)の時間」から、高松の池に咲いていたミズキの花からイメージを得た詩などを書いた。「自分の作品を書くときは、文字の構成や墨の濃淡など自由に表現できるのが楽しい」と話す。

  佐藤さんは「同じ教室に学んだわけでもなく、書道が好きという人が集まった〓気ままな〓作品展。見る人に楽しんでもらえれば」と話していた。


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