2006年 7月3日 (月) 

       

■  まだら模様の景気回復 盛岡市内の商店街は上半期終えてもまちまち 

 今年も半年過ぎたが、盛岡市の中心市街地の商店街の景況にはまだ不透明感が漂う。景気回復の流れは市内の商店街にまだ波及していないとの声も少なくない。ただ、上向きの店舗や前年比2ケタ増の店舗も出てはいる。盛岡市内の商店街を回って聞いてみた。

 今年度の「がんばる商店街77選」(経済産業省主宰)に選ばれた肴町商店街でも「厳しい」「前年並み」「やや上向き」などまちまちになっている。

  イズミヤでは「上期は大変に厳しい状態が続いた。なんとか前年並みになるかどうか。アーケードの下でのイベントのときは、人が出て買い物にもつながる。何もない平日などは厳しい。下期も大変さが続くがそれでも頑張る」と気合いを入れる。

  銀座香十では「前年並みだった。固定客に支えられた格好。新規顧客獲得が課題。ただ近隣の住民でさえ当店を知らない人も。PRの仕方なども考えないと。下期にはイオン盛岡南ショッピングセンターが開店する。商店街全体でたえずイベントを打つなどしないと」と少し不安気味。

  福祉バンクショップでは「春から売り上げが上向き。昨年より良い。40代以上の比較的年齢の高い層の来店が増えた。衣料品が圧倒的。商品も豊富になり回転も良くなった。客単価も少し良くなった。このまま続いてほしい」と下期にも期待を寄せている。

  市肴町商店街振興組合の安保博夫事務局長は「厳しい中でも頑張っている店が多い。例年より人出もあった。さまざまなイベントが行われ、相乗効果が出たのだろう。上向きの店も見られる。下期には上向きの店がたくさん増えれば」と話していた。

  大通商店街の多田靴店では「厳しい景気の中でどうにか前年並み程度は確保した。最近はマンション住まいの高齢者が買い物に来る。新しい動き」と言う。さわや書店本店では「大変厳しい状況が続いている。来街客数が激減しているからだろう。客からも人が減ったと言われる。下期はジュンク堂が来るので」と厳しい見方をしている。

  南部興業の木暮信人社長は「昨年よりいい。前年よりプラスで推移している。『ハリーポッター』や『男たちの大和』など和洋ともにヒットした。話題作を鑑賞したい市民は依然、多い。ありがたいこと。下期はまず『ゲド戦記』に大いに期待したい」と上期の数字に納得していた。

  材木町商店街のホームスパン盛岡店では「今年の上期は前年比30%増。大変順調な動き。男女とも年配者だが10万から15万円のブレザー、コートなどが出た。以前買い物した顧客の購買も目立った。下期もこの流れをキープしたい。イオンの新規出店は全然気にならない」と明るい。

  市材木町商店街振興組合の野崎好治事務局長は「4月からスタートしたよ市も3カ月が経過し盛況。リニューアルした店や新規開店の店もあり新しい動きもあった。当組合の駐車場の満員状態もあった。景気はまだまだ地方に本格的に来ていない中でまずまずの動きでは」と上期を振り返った。

  盛岡駅前商店街のみうら果実では「前年並み程度か。景気回復がまだの状態の中では健闘した方では。駅を挟みホテルやアミューズメントが建つ。下期も頑張りたい」と力を入れている。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします