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中村義孝さんと「屋久島の黎明」 |
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八戸市出身の中村義孝さん(58)=東京都=の作品展が、盛岡市菜園2丁目のギャラリー・ラヴィで8日まで開かれている。屋久島の夜明けや故郷の八戸の海など、自然から受けた印象を画布に表現している。
盛岡での個展は4年ぶり6回目、5月の八戸市美術館に次いで開催された。今年手がけた新作を中心に、2003年以降の油彩27点を発表している。
「屋久島の黎明(れいめい)」(06年・50号)は、昨年11月に鹿児島県の屋久島を旅行した際、夜明けの海で受けた強烈な印象が下敷きになっている。「風景というより心象風景に近い。そのとき受けた印象を大切にしたい」と中村さん。
花・静物など身の回りにあるものに触発され、思いのままに筆を運ばせた作品もある。「花風景」(06年・6号)はクロッキー(速写画)風の作品。筆の勢いに作者の心の動きが重なる。
高校卒業後にデザインの勉強をするため上京したが、「八戸の海のイメージが制作の根底にある」と中村さん。「海景」(03年・20号)は、空の青と海の青が入り交じり、一体となっているような光景を描いた。子供のころから見ていた風景を心象的に表現したという。
母が岩手県出身で、盛岡にもなじみがあるという中村さん。「八戸に次いで個展を開くことができてうれしい」と話していた。
中村さんは、72年に二科展入選。79年には、八戸彩画堂で戸村茂樹さん(銅版)、柵山龍司さん(立体)と3人展も開催。八戸彩画堂、日野市民会館(東京都)、MORIOKA第一画廊などで個展多数。
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