2006年 7月6日 (木) 

       

■  印象の風景画 中村義孝さんが作品展  

     
  中村義孝さんと「屋久島の黎明」  
 
中村義孝さんと「屋久島の黎明」
 

 八戸市出身の中村義孝さん(58)=東京都=の作品展が、盛岡市菜園2丁目のギャラリー・ラヴィで8日まで開かれている。屋久島の夜明けや故郷の八戸の海など、自然から受けた印象を画布に表現している。

  盛岡での個展は4年ぶり6回目、5月の八戸市美術館に次いで開催された。今年手がけた新作を中心に、2003年以降の油彩27点を発表している。

  「屋久島の黎明(れいめい)」(06年・50号)は、昨年11月に鹿児島県の屋久島を旅行した際、夜明けの海で受けた強烈な印象が下敷きになっている。「風景というより心象風景に近い。そのとき受けた印象を大切にしたい」と中村さん。

  花・静物など身の回りにあるものに触発され、思いのままに筆を運ばせた作品もある。「花風景」(06年・6号)はクロッキー(速写画)風の作品。筆の勢いに作者の心の動きが重なる。

  高校卒業後にデザインの勉強をするため上京したが、「八戸の海のイメージが制作の根底にある」と中村さん。「海景」(03年・20号)は、空の青と海の青が入り交じり、一体となっているような光景を描いた。子供のころから見ていた風景を心象的に表現したという。

  母が岩手県出身で、盛岡にもなじみがあるという中村さん。「八戸に次いで個展を開くことができてうれしい」と話していた。

  中村さんは、72年に二科展入選。79年には、八戸彩画堂で戸村茂樹さん(銅版)、柵山龍司さん(立体)と3人展も開催。八戸彩画堂、日野市民会館(東京都)、MORIOKA第一画廊などで個展多数。


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