2006年 7月7日 (金) 

       

■  5年で100人体制に 盛岡市が保健所の整備方針を公表   

 盛岡市は、中核市移行の08年4月と同時に開設を予定する市保健所の整備方針を6日、市ホームページで公表した。業務内容や保健所施設として取得した県競馬会館の配置、組織や職員体制について紹介。職員は県保健所からの受け入れを含め開設4、5年で100人規模を見込む。年内にも同会館の耐震診断、基本・詳細設計を完了し、来年2月には改修に着手する見込み。

 保健所設置で市が行う業務は、対人が▽地域保健▽地域医療▽統計・情報収集▽保健医療関係従事者の免許証の交付▽保健師や看護師らの人材育成▽献血▽母子保健▽成人保健▽健康づくり▽高齢者保健▽難病▽栄養・食環境整備▽歯科保健▽移植窓口▽精神保健▽結核▽感染症▽試験検査−18業務。

  対物が▽医療施設の各法に伴う届け出・許認可など▽薬事法による販売業許可、指導、処分や花粉情報提供などの薬事▽食品営業許可、食中毒対策など食品衛生▽動物取扱業の届け出など動物の管理・保護▽理容、美容、クリーニング、旅館、公衆浴場などの届け出認可、害虫獣の駆除など環境衛生▽食品の細菌検査、水質検査など試験検査−の6業務。

  組織体制は総務、健康管理、保健予防、生活衛生の4部門体制。職員は医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、保健師、助産師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、衛生検査技師、管理栄養士、栄養士、歯科衛生士の職種が必要になる。

  人員規模は現在の保健センター職員約50人に加え、計100人を見込む。県から移譲される事務量で今後、調整される。開設段階から必要人員の確保は難しいため、県からの職員派遣を4、5年かけて段階的に解消し、自立した運営を目指す。不足分は県の職員らを受け入れる。

  今年度は事務職、保健師各1人を県保健所に派遣しており、来年度以降も研修や技能修得のため派遣する。

  競馬会館改修による施設の配置は、1階が健康情報の提供や身近な保健サービスを提供する開放スペース、2・3階は乳幼児の健診、2階の一部に夜間急患診療所を配置する。4階は栄養指導室、研修室、5〜7階は各部門の事務室や検査室、相談室を設ける。

  駐車場は玄関前にスペースを確保し、不足分は近在の民間駐車場を利用する。地下は公用車専用とする。

  検査施設に関しては公衆浴場、遊泳用プールの水質検査、食中毒や感染症の発生など緊急時に対応した検査機器を配備。

  高度な技術や機器が必要な検査は県環境保健研究センター、エイズや肝炎などの臨床検査は民間検査機関にそれぞれ委託するよう関係機関と協議する。犬や猫の収容、処分は県の施設を借り、業務も県に委託する方向で検討中。

  市は4月27日の臨時議会で競馬会館(同市神明町)の取得を承認された。敷地面積は1183平方メートルに、建物が鉄骨鉄筋コンクリート造り地下1階、地上9階建て、延べ床面積5837平方メートル。取得価格は建物1億7235万円、土地1億4700万円の計3億2025万円。




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