2006年 7月7日 (金) 

       

■  朝霧の安比高原の風景 菊池啓造さんが写真展   

     
  菊池啓造さんと安比高原で撮影した作品  
 
菊池啓造さんと安比高原で撮影した作品
 

 盛岡市境田町の菊池啓造さん(73)の写真展「安比高原に魅せられて」が8日まで、同市南青山町の西部公民館で開かれている。個展は3回目。今年の5月から6月にかけての1カ月間、同高原に通ってデジタルカメラで撮影した写真21点が展示されている。

  高校時代から写真を始めたという菊池さんにとって、同高原は何度も撮影している場所。だが、この時期は初めてだ。

  一番写したかったのは「朝霧の中で新緑が輝いているところ」。「春の息吹き」はそんな自身の思いを反映。朝霧が立ちこめる残雪の林に、光が差した瞬間を切り取った。

  「いいタイミングは何分もない」というように、霧はあっという間に晴れてしまうし、太陽光線は一瞬で動く。「辛抱強く、待ちの態勢でいることが大事。このときも、よほど帰ろうかなと思ったが、急に目の前に出てきた情景に感動した」という。

  かれんな白い花をアップでとらえた「深山の天使(キヌガサソウ)」は、同高原の奥で撮影。「けがれのない、天使のような花」というキヌガサソウは、県内各地で撮っているが、同高原の花が最高にきれいだと思う。

  「漠然と現場に行っても、いい写真は撮れない」という。出掛ける前に「きょうはこれを写す」と目標を設定。自分のイメージに近い構図を選び、天候を待って撮影に入る。

  重点的に撮影した2、3週間は、ほとんど毎朝、暗いうちに自宅を出発。朝4時ごろから3、4時間をかけて各スポットを歩いた。「一枚一枚、苦労して撮影したもの」という力作が、会場を訪れる人の目を楽しませている。

  午前9時から午後5時(最終日は同4時)まで。




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