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東京商工リサーチ盛岡支店は今年上半期の県内企業倒産状況をまとめた。上半期の倒産件数は42件で前年同期比7・7%増、負債総額は154億6300万円で同46%増となっているものの、月間の倒産件数は昨年の8月から1ケタ台を続けるなど、全般的に倒産は減少傾向にある。ただし倒産のほとんどが不況型によるものであり、業種間・地域間格差も拡大している。大型倒産は5件発生しており、水産や酒造メーカーなど老舗での倒産が目立っている。建設業の倒産は13件で全体の3分の1を占めている。
企業倒産を業種別で見ると、建設業が13件、卸売業と小売業が各7件、製造業が5件、サービス業が4件、不動産業と運輸・通信業が各2件、一次産業と金融・保険業が各1件。
原因別で見ると、販売不振が27件、既往のしわ寄せが13件、設備投資過大とその他が各1件。不況型倒産は40件で全体の95・2%となっており、不況色が強い。形態別では、破産が30件、銀行取引停止5件、民事再生法4件、特別清算2件、内整理1件。
資本金別では5千万円以上が6件、1千万円以上が25件、500万円以上が4件、100万円以上5件、100万円未満および個人企業が2件。
市郡別の動向で見ると盛岡市が13件と最多で、次いで宮古市7件、大船渡市と北上市が各3件、一関市と奥州市が各2件など。郡部では岩手郡が3件など。
同支店では「公的資金の下支えで企業活力が底上げしつつあり、今後も倒産の多発は考えにくい」とする一方で、「原油価格の高騰以降、素材価格が値上げし出すなど足腰が弱い県内企業、特にも末端の川下企業からは目が離せない」と見ている。
負債総額が10億円以上の大型倒産は次の通り(企業名、業種、所在地、資本金、負債総額、主因、形態の順)。
▽サン・オーエン(ビジネスホテル経営)盛岡市、23億円、既往のしわ寄せ(赤字累積)、破産▽佐々木新六商店(漁業)宮古市、18億円、既往のしわ寄せ(赤字累積)、破産▽シー・エル北上(不動産管理業)北上市、16億円、既往のしわ寄せ(赤字累積)、特別清算▽岩手川(清酒製造業)盛岡市、14億1千万円、既往のしわ寄せ(赤字累積)、破産▽あぶらや商店(スーパーマーケット)陸前高田市、14億1千万円、既往のしわ寄せ(赤字累積)、破産
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