2006年 7月11日 (火) 

       

■  〈Business〉ファッションの街を支える 佐藤友彦さん(27) 

     
  盛岡市開運橋通の衣料専門店29の店内と佐藤友彦代表(左)  
  盛岡市開運橋通の衣料専門店29の店内と佐藤友彦代表(左)  

 盛岡市開運橋1の40、衣料専門店29(トエンティ・ナイン、佐藤友彦代表)は、旧ダイエー盛岡店の斜め向かいにある約90平方メートルの路面店。開店2カ月が経過したが、若者や一般社会人が来店し順調な出足。同店は市中心市街地の個店魅力アップ・空き店舗活用支援事業(盛岡市・盛岡商工会議所・盛岡まちづくり会社連携事業)の06年度適用の第1号。商店街の空き店舗へ入居する事業者に改装費用の2分の1を補助するもので30万円の補助を受けた。

 代表の佐藤さん(27)は花巻市の出身。県内の高校を卒業後、盛岡市内の衣料専門店に7年ほど勤務。昨年3月に同市大通2丁目の丸藤第2ビル1階にメンズ衣料専門店Crimson(クリムソン)を開いた。

  「勤めていた時代に商品の知識や接客、仕入れ、在庫管理などを学んだ。いずれは自分の店を持ちたいと思った」と言う。

  第1号店のCrimsonでは若者にターゲットを当てシェラック、ジョンローレンスサリバンなどのブランド衣料を並べた。

  佐藤さんはブランド衣料を仕入れるために東京のメーカーに何度も通った。「最初の立ち上がりは大変だった。何十回も行った。メーカーのスタッフにはわたしと同じ年代もいた。熱意が通じて取引の契約をしてもらった」と佐藤さん。

  Crimsonはメーンストリートの大通から一歩入った裏側。あえてメーンストリートを避けたという。「商品はモノトーンでシシンプル。細身タイプでマニアック向け。メーンより裏道や路地での販売に適していると考えて店を選んだ。プライスは8千円から。開店から1年3カ月たつが手応えは良い。10代、20代が中心だが30代も」と言う。

  1号店が軌道に乗り出したため2号店を計画。同じトーンながら2千円ほどプライスゾーンを下げて4千円から7千円に設定。マニアだけでなく一般の社会人やOLにも着られそうな店舗を目指した。ロックスターや英字新聞がプリントされたラットミュージシャンブランドのシャツや夏用ベスト、ジーンズなどが並ぶ。

  佐藤さんは「2店舗目を出す計画を練っていたとき、たまたま市の広報を見て支援事業があるのを知り申請した。適用されて大変うれしかった。天井を黒くし4月29日開店なので29の文字を付けた。床は白。普通の店は逆。自分でアイデアを出して、内外装した」と喜ぶ。

  同2店で扱うブランドは、県内では同店だけ。県内のほか仙台や八戸からも客が来る。佐藤さんは「社会人、OLも来てくれる。まずまず。盛岡はファッションレベルが高い。大通や菜園、開運橋通界隈の衣料専門店のレベルも。当店でもここにしかない商品を提供し続けたい。3店目はアルコールが飲めるスペースに挑戦したいが」と次の計画も練っている。

  営業時間は午前11時から午後7時半。無休、電話652−6667。




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