■ 〈英語ってどうなってんの?〉139 成田浩 「なぜ」whyと「どのように」How
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Why do you study English? は理由を、How do you study English? は方法・手段を尋ねています。I know why you study English. は「私はあなたが英語を勉強する理由を知っている」であり、I know how you study English. は「私はあなたが英語を勉強する方法を知っている」だと推察できます。
それはwhyとhowがそれぞれ、「なぜ」「どのようにして」という意味だと知っているからでしょう。これらについている文法名称を覚えるよりも、語の基本的意味から考えて慣れていくことが英語の勘を養うのに役立つようです。
言語は音声(視覚的には文字や語形)と意味の結びついたものです。言語学は人間の言語はどうなっているのかを研究する学問ですから、いろいろな言語現象ごとに名前をつけます。
仕組みのとらえ方によって、同じような現象でも別々の文法用語がついたりします。
学校教育ではいわゆる学校文法というものがあって、基礎的な文法事項ごとに章立てがあり、期末テストなどを区切りとして英語という言語現象を文法用語のもとでまとめて暗記する傾向がありましたし、現代でもその傾向はあります。
大学生に絵を見せながらそれを英語で書く授業をしている最中に机の間をまわっていると、学生同士でこんな相談をしているのが聞こえてきます。「ここ、関係代名詞使うんだよな」「いや、接続詞じゃないか」「そんなら、どうなる?」といった具合です。
まず文法用語が頭に浮かんで、それから英語を思い出そうとするのですが、その「英語自体の貯金」
がないことが多いのです。
わたしたちは,日本語を話している最中に「私はいま助詞を使ったぞ」とか「ここは未然形を使って…」などと意識してはいません。そういうことは国文法の中で、いわば「後知恵」として知りました。わたしたちの英語学習はこれが逆になることが多いのです。(言語人文学会顧問)
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