2006年 8月1日 (火) 

       

■  アジアと日本を考える 小和田恆氏が講演 

 
     
  国際講演会で講演する小和田恆氏  
 
国際講演会で講演する小和田恆氏
 
県立大学の公開講座第2回国際講演会が7月29日、盛岡市のアイーナで開かれ、講師の国際司法裁判所判事の小和田恆氏が「アジアと日本〜ヨーロッパで考えること」と題して講演した。
  小和田氏はこれからの日本を考えたときに「旧来の陋習(ろうしゅう)を破るということは日本がこれから成長していく上で大切」だと話した。「日本が長い歴史を通じて培ってきたものの中には立派なものもあるが、長く昔から培ってきたからそれなりに価値があるということではない」と指摘。

  「大事なことは日本が大きくなった社会の中でどういう役割を果たしていくか。目を外に向けて広く世の中を見ることが大切」と訴えた。「東アジア共同体ということがよく言われる。ヨーロッパは全体が本当の意味での一つの共同体。アジアにおいても広域的な地域の共同体というものをつくる方向に向かっていかなければならない」と話した。

  そのときに重要なのが独自のアジア的価値を前提にしてそれを守ることではなく、「旧来の陋習に当たるものを廃止していくこと」によって一つの共同体としての普遍的な価値に基づいた社会というものがつくられるという。

  同日は、「アジアにおける地域統合と日本の役割」をテーマに県立大学の谷口誠学長と小和田氏による対談も行われた。



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