■ 〈Brand Story's Eye〉11 大平恭子 沖縄のスイーツ、岩手のスイーツ
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今や日本の中で“スローライフ、スローフード”の代表選手となった感がある沖縄。オンシーズンに先駆けて「沖縄特集」を組む女性誌も数多い。オーシャンビューのリゾートホテルに沖縄ならではの食材・メニュー、癒やしのエステに和みカフェなど旅心をくすぐる情報が満載だ。
スローライフ・スローフードの良さを感じ取り、共感するには“暮らすように旅をする”ことが大切であり、それが最大のぜいたくと思いつつも日程が思うように取れないのが実情で、わたしのような忙しい旅行者とすると実際には短期間でどうやってその土地“らしさ”を満喫するかに注力し、数ある情報に優先順位をつけ取捨選択している。正直なところ、制約条件の中、行けないところや体験できないことも多いのだ。
例えば今回のテーマは“沖縄の海”と決めると、繁華街にある地元の人が集うような居酒屋などに行くのはなかなか難しい。もちろんホテルの中のレストランメニューには地元の食材を取り入れたものも多いが、どこか皆ホテル仕様になっており、そこでの暮らしぶりや食文化を想像するところまではいかないものだ。
そんな中、スパニッシュコロニアル調の外観が美しいリゾートホテルのラウンジで思いがけず“チンビンとさんぴん茶のセット”をいただいた。
チンビンとは黒糖入りの少し厚めのクレープ生地(ホットケーキ風といったらいいか)をくるくる巻いたもので、とてもシンプルで素朴な味わいが魅力の沖縄のローカル・スイーツだ。
いろいろ調べてみると、『昔おばーが小腹が空いたときに焼いてくれたおやつ』というイメージや地域に伝わる伝統行事や暮らしぶりとの関連性が分かってくる。意外な場所で出合ったローカル・スイーツは、さほど期待していなかっただけにそのおいしさも格別だった。
これを盛岡に置き換えるとどんなスイーツが該当するだろうか?例えばお茶もち?そもそもお茶もちって何?お茶は南部鉄瓶で沸かしたもの??こんなふうに時には観光客目線で“もりおか暮らし物語”を構築していくのも楽しいことだ。
マーケティング・コンサルタント/ブランドストーリー代表
ブログ;Brand Storyのストーリー http://www.brandstory.jp
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