2006年 8月10日 (木) 

       

■  〈校長室の窓から〉93 野口晃男 水をかけられました    

 低学年の男の子が、困った顔をして訴えてきました。

  「校長先生、○○君に水をかけられました」
  「何もしないのにかけられたのですか」
  「うううん。ぼくは少ししかかけていないのに、○○君がそれよりもいっぱいかけてきました」
  わたしはその子に言いました。

  「あなたがかけたより多い分が、○○君の怒りの分です。水が多くかかっただけで済んだだけでも、ありがたいと思いなさい」

  ちょっとふざけて水をかけた子も、かけられて反撃した子も、低学年としてはごく普通の経験をしていると思います。

  このような出来事は兄弟や姉妹が多かった時代には、どこの家庭でも日常茶飯事としてありました。
  このような小さな経験の積み重ねが、実は、社会人としての正常な考え方を育てていくのです。
(盛岡市教育相談員)

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