2006年 8月24日 (木) 

       

■  岩手公園愛称に4案 盛岡市が議会に説明 

 盛岡市が開園100周年記念で岩手公園に愛称を付ける問題で、23日の市議会議員全員協議会で市当局から愛称候補が示された。「盛岡城公園」「盛岡城跡(じょうあと)公園」「盛岡お城跡(しろあと)公園」「盛岡城跡(じょうあと)・岩手公園」の4案。谷藤裕明市長は同日市議会で出された意見やこれまでの市民や愛称検討懇話会の意見を踏まえ、9月15日の開園記念セレモニーで愛称を公表するまで「慎重に考えたい」と述べた。

  同日は市議12人がそれぞれのスタンスで質問や意見を述べた。

  大畑正二氏(新盛同志会)は「愛称でなく改称ととらえ興奮する方もいる。懇話会では賛成が多いというが自分の周りはどっちもどっち。県民の公園だという声を尊重して盛岡城跡・岩手公園がいいのでは」と述べた。

  中村一氏(明政会)は「よく絞り込んだ。愛称には盛岡城跡(じょうあと)を入れるべき」と城跡の入った案を推し、小枝指博氏(同)は「石垣も城の一部であり、盛岡城公園でいいだろうとわたしは思う」と提案した。

  佐藤妙子氏(市民連合)は「市民からなぜ今という声が聞かれる。今からでも遅くないので市の広報紙にアンケートを入れ、市民の意見を聞いてはどうか」、千葉健一氏(同)は「あわてて決めず、もっと市民的議論にして岩手公園の役割など、論点を市民に投げかけては。9月15日に発表しなくても1年掛けても議論するべき」と慎重な対応を求めた。

  庄子春治氏(共産)は「4案でどれがいいのかなとも考えるが、市民、県民にコンセンサスが得られたのか。懇話会内でも意見が一致していなかったようだし、愛称案が出ると思ったら出なかった。徹頭徹尾市当局主導であり、もう少し理解を求める必要がある」と指摘した。

  新沼正博市都市整備部長は「市民のコンセンサスをいただいていると考え、今回提案した」と答えた。愛称命名に伴う案内標識や看板、チラシ印刷などに1250万円の経費を試算していることも別の市議に答えた。

  伊勢志穂氏(議会改革フォーラム)は「愛称案に意見を表明しかねる。個人の立場なら言えるが、市民の代表として発言が求められるなら言えない。愛称を付けることでどれだけ効果があるのか。岩手公園を中心とした街づくりをどういう風にしようとしているか分からない」と述べた。

  谷藤市長は「さまざまな意見のあることを踏まえ、判断材料にもなると思う。これをどう市の魅力に活かすか慎重に考えたい」と決意を述べた。






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