2006年 8月30日 (水) 

       

■  地域の達人を招いてクラブ活動 松園小学校で  

     
  地域講師の指導を受けながら茶道の作法を学ぶ松園小の児童  
 
地域講師の指導を受けながら茶道の作法を学ぶ松園小の児童
 

 盛岡市立松園小学校(岩渕眞知子校長、児童344人)は今年度から、地域の「その道の達人」を迎えてクラブ活動に取り組んでいる。29日は2学期に入って初めてのクラブ活動が行われ、お茶クラブなど4クラブで地域講師が指導。作法を通して日本の伝統文化を教えた。

  地域の講師が指導しているクラブは、お花、お茶、木工、さんさ太鼓の4クラブ。4年生以上の高学年が活動しており、松園地域の各分野の講師が年10回来校して指導する。

  「松園にはさまざまな特技を持った人がたくさんいる。子供はいろいろな人とのかかわりの中で成長していくので、その特技を生かしてもらえることはありがたい」と岩渕校長。クラブという継続した活動を通して、子供たちと地域とのつながりをつくっていきたいという願いもある。

  お茶クラブはこの日、浴衣姿でけいこが行われた。茶道裏千家淡交会終身師範の佐藤宗葉さんを講師に、児童7人がお菓子とお茶の運び方、いただき方などの作法を学んだ。

  菓子器を前にした児童は、隣りの人に「お先に」と丁寧にあいさつをし、感謝の気持ちを込めて礼をしてから菓子を取って懐紙に。お茶が運ばれてくると、お茶わんの持ち方や扱い方などに気を配りながらいただいていた。

  参加している5年生の及川望君、翼君の兄弟は「難しいけれど面白い」「おじぎなどを教えてもらってためになった」と話していた。

  講師の佐藤さんは「子供たちに日本の伝統文化・礼儀作法を教えてあげたいと思っていたので、こちらにとってもうれしい機会。“松園の子は礼儀正しい”と思ってもらえることは地域住民の願いでもある」と話す。

  木工クラブでは、「遊工房−廃材を活用する工房」代表の及川史朗さんが指導。糸のこに挑戦した6年生の觸澤優子さんは「木を使うことに興味があってクラブに入った。木は夏は活動しているので冬に切った方がいいなど、豆知識を教えてもらえるのが面白い」と話していた。

  運動会などで発表しているさんさ太鼓クラブは、菊井まゆみさん、千田美香さんが指導。お花クラブを指導している田口芳秀さん(華道家元池坊引立教授)も「華道を通して優しい心をはぐくんでもらいたい」と、指導に積極的だ。

  地域講師が加わることで幅が広がり、新たに作ったクラブもある。岩渕校長は「元気な子供たちをますます元気にしたい。給食が楽しみだったり、友達と遊ぶのが楽しみであるように、自分の好きなクラブ活動があれば学校に来る楽しみも増えるのでは」と期待していた。


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