2006年 9月1日 (金) 

       

■  〈EU見たまま〉オランダ編3 小野吉郎 列車の旅   

 オランダの国土は狭い。最大限150キロ進むと国境を越えてしまう。国内の列車は、日本の常識ではいずれも郊外電車なみ。長距離列車はすべて国際列車。ベルギーについても同様。2階建て列車が多い。

  列車の格付け
  オランダ国鉄(NS)の本社はユトレヒトにある。オランダでは運行時間が正確、主要駅や列車の設備もよく整っている。快適な交通手段であり、自由旅行の手段として便利。

  国内列車は3種類ある。
  ・IC(インターシティ)はアムステルダムやスキポール空港と主要都市の間を走る急行列車のこと。
  ・快速(スネルトレーン)
  ・各駅停車(ストップトレーン)

  主要駅でインターシティと接続し、乗り継ぎに便利。西部の都市間で1時間に4ないし8本、そのほかの地域では、1時間に2本が運行している。1等と2等があって、国内線に食堂車はないが、インターシティには車内販売がある。

  切符の区分
  1等は2等の5割増し、子供は3歳まで無料。4ないし11歳は19歳以上の大人同伴に限り、等級・距離・往復にかかわらず1ユーロ(大人1人に子供3人まで)となっている。片道と往復チケットとがあり、日帰り往復チケットなら1割引になる。1日乗り放題のチケットや旅行者用割引パスがある。

  座席予約はできないが、国内路線は1カ月前から、国際線は2カ月前から発売。自動販売機は紙幣を受け付けない上、操作がやっかい。窓口で買う方が確か。行き先、等級、片道、往復かを告げる必要がある。英語でその用件を紙に書いて窓口に見せるのも一つの方法。

  乗車する前に切符を検札機に差し込んで日付を刻印する。これはヨーロッパ各国共通。改札はない。客車のドアはボタンを押して開ける。車内の検札は必ずあり得る。車内で切符を買うとか、乗り越しの精算は割高。無賃乗車を疑われると高額な罰金を払うことになる。万一無人駅で乗ったら、できれば発車前に車掌を見付けて説明すれば割増料金を取られなくてすむ。

  ユトレヒトの鉄道博物館
  ヨーロッパの主要国には鉄道博物館がある。中央駅からバスの3系統でマリーバーン下車。または徒歩20分。

  マリーバーン駅跡を利用して各時代の蒸気機関車を中心に60両の車両が展示されている。小さい国ながら、日本の大宮で2007年秋に開館する鉄道博物館の倍ある。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします