2006年 9月2日 (土) 

       

■  〈In Region〉雫石の魅力を伝えたい 応援マガジン創刊号発刊 

     
  雫石応援マガジン「tan−tan」創刊号を手にするジプシー編集工房の佐々木和正さん  
  雫石応援マガジン「tan−tan」創刊号を手にするジプシー編集工房の佐々木和正さん  

 雫石町の人、店、催し物などを写真と文章で町内外に紹介する雫石応援マガジン「tan−tan(たんたん)」の創刊号が8月27日、4月の創刊準備号に続き発刊された。「観光案内ではできない雫石の元気な人や催し物を紹介したい」と毎号違ったコンセプトで町内のさまざまなものに独自の視点でスポットを当てる。

 創刊号のコンセプト「DEEP雫石」は、町内の魅力を広くまんべんなくではなく、深く取り上げる。全面カラー版の創刊号の表紙を飾るのは雫石の秋祭りに彩りを添える旅芸人。旅芸人の光と影として誌面の中でも取り上げるその妖艶(ようえん)な雰囲気は、雫石の秋祭りの夜のひとこまを写し出している。

  編集・発行するのは雫石町民有志5人によるジプシー編集工房。代表はフリーカメラマン・ライターの奥山淳志さん、編集長は記念DVDの企画編集を行っている佐々木和正さんが務め、2人が文章と写真を担当する。奥山さんの奥さんの佳子さんがデザイン、漫画家のそのだつくしさん、今号からスタッフに加わった石塚啓乃さんも編集に携わる。

     
  雫石応援マガジン「tan−tan」創刊号  
 
雫石応援マガジン「tan−tan」創刊号
 

  取り上げる対象は多種多様で、「歩き回っている中で、この人を紹介したい。面白そうなことをやっている、変わっている」とメンバーが感じたことをそれぞれの感性で表現する。「楽しんで作っている。作る人が楽しまないとできた物がつまらなくなる」と話す佐々木さん。今号では町内のスナックのママを取り上げた「あゝ荒野の酒場」、温泉で昭和20年代から30年代にかけて町内ではやったゲーム闘球盤に興じる町民など町内の魅力や楽しみ方が多数掲載される。登場する人物は皆、生き生きとした表情で人柄の良さが伝わってくる。

  佐々木さんは「住んでいる人たちも意外と知らない自分たちの町の良さを押しつけではなく再発見してもらうことに意義がある」と話す。「雫石はおもしろそうだ、行ってみようという人が出てきている。住んでいる人の目線で写真を撮ったり、文を書いたりしているので読者側からも面白いのでは」と町外の関心も高いという。

  4月の創刊準備号は県市町村総合補助金を活用し、雫石町の委託を受けて7千部制作され無料で配布された。「次はいつ出る。毎月出るの。どこで売っているの」と読者の反応は上々だった。今号からは自力出版という形を取り、町内からの広告を掲載する。

  「ありきたりの広告ではなく、そういうところもこだわってみようか」と広告もレトロな昭和の雰囲気を醸し出すこだわりのデザインで、誌面のイメージを崩すことなく引き立てる。

  編集部のスタッフはそれぞれに仕事を持っていることから発行は半年に1回。次号は来年の5月上旬を予定している。次号のコンセプトは「雫石の町工場」。分野にこだわらず物作りの現場にスポットを当てる。

  盛岡市内で購入できるのはさわや書店の本店、フェザン店、未来屋書店盛岡店、盛岡駅前通の坂本酒店。雫石町ではさわや書店はちや雫石店、滝村書店のほか、道の駅雫石あねっこなど書店以外の一部店舗でも取り扱っている。3日に町中心部のよしゃれ通りで行われる軽トラ市での販売も予定している。

  雫石応援マガジン「tan−tan」は1部250円。4千部の限定発売。売れ行きによっては増刷する可能性もある。問い合わせはジプシー編集工房(電話692−4399)または佐々木さん(電話090−6223−2006)。


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