2006年 9月6日 (水) 

       

■  〈Business〉イオン盛岡南SC 地産地消の旗印掲げて開店へ  

     
  15日のオープンに向け工事が進むイオン盛岡南SC  
 
15日のオープンに向け工事が進むイオン盛岡南SC
 

 盛岡市向中野に15日開業するイオン盛岡南SC(ショッピングセンター、本社千葉市・岡田元也社長)では、地産地消を積極的に展開する。初の地産地消コーナー・いわて活菜横丁「結いの市」を常設するほかに、核店舗のマイカル(本社大阪市・川本敏雄社長)直営の盛岡南サティでも積極的に進める構え。開店時には盛岡産の食材を全国のイオン系店舗で展開することも計画している。

 同SCの商業施設面積は約4万6千平方メートル。核店舗の盛岡南サティと136の専門店からなる地上4階、地下1階のショッピングモールとしてオープンする。「元気な街の、新しい刺激に出会える場所」をコンセプトに地産地消にも力を入れる。

  結いの市は遠野ふるさと公社理事長(本田敏秋理事長)を幹事会社に、まつばや(盛岡市)、関添食品工業(滝沢村)など6社が1階サティ側の274平方メートルの一画に常設される。遠野の新鮮野菜や三陸魚介類などを販売する計画。

  栃沢修まつばや社長は「極力県産の食材を素材に安心でおいしいケーキ類を出したい。ケースに陳列することになる。新たなメニューも必要だろう。一つでも多く食べてもらうように頑張りたい」と気合を入れている。

  盛岡サティの食品コーナーには県産の農産物や加工食品などが並ぶ。農産物では盛岡市内の野菜やリンゴなどを販売。畜産物では県産の白ゆりポーク、前沢牛、龍泉洞黒豚などを仕入れる。産物では三陸産の魚介類など。グロサリーでは盛岡三大麺(めん)を採用し地酒も扱う。

  マイカル広報部では「5年9カ月ぶりの新店で再生マイカルの1号店。進化したサティとしてオープンする。地産地消を全面に出して安全、安心でおいしい食材を提供したい。岩手には山も海もあり食材の宝庫。水産物では宮古や大船渡で水揚げされたホタテやサンマなど新鮮な海の幸を並べたい」と力を入れる。

  同店に野菜を出荷する盛岡市上飯岡地区の農家では「どのくらい売れるのか分からないが、一生懸命に新鮮な野菜を出したい」と張り切っている。

  マイカルでは、開店時に同店以外のイオン系の店舗でも盛岡産の食品類の販売を計画している。市内の菓子店などに依頼中。依頼された市内のせんべい店では「当店のせんべいを県内でも販売してくれるようだ。かなりの数での注文。これから製造の段取りをして準備に入る」と慎重な様子。

  同市川目の菓子メーカーでは「当社にも注文が入った。相当な個数。盛岡ブランドで販売するようだが。イオンの流通網での全国販売。期待も大きいが製造も大変。せっかくのチャンスなので頑張りたい」と製造計画を練っている。

  同社広報部では「計画としてはある。ただ、どこの店舗で販売するか、いつどのようなフェア名称で行うかの詰めはこれから。地産多消にも貢献を」と言う。

  材木町では第33回材木町よ市が開催中。中心市街地の地産地消の一大ゾーン。毎週土曜日、近在の新鮮な野菜や果物、季節の花、手作り総菜やパン、地ビールなど約110の店が並ぶ。

  材木町商店街振興組合の宮沼孝輔理事長は「33年も地産地消を続けてきた。小さな生産者ばかり
だが、安くて朝取れたての野菜ばかりで固定ファンも多い。イオンとは商品も客層も違い戦いにはならないだろう」と話していた。


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