| |
|
|
| |
 |
|
| |
大通商店街 |
|
イオン盛岡南SCの誕生で市内に2つのイオンSCが誕生する。イオンSC1店の年間売り上げは200億円超。ほぼ大通商店街の年間売り上げに匹敵する規模だ。購買力には限りがある。2店で400億円を売り上げるとすれば中心市街地の売り上げが大きく下がるのは避けられない。
イオン盛岡SCが出店した際、中心市街地の小売店は売上減となった店舗が相次いだ。業態変化を余儀なくされた店舗も少なくない。
今年、盛岡大通商店街協同組合(吉田莞爾理事長)は組合創立50周年、開町75周年記念を迎えている。
80年代には150の組合員数を数えたが、今は91組合員に減った。吉田理事長は「イオン一つでも影響は出ていた。2つ目のイオンが開店すれば商店街の数字は減少する。どの程度かは定かでないが」と言う。
「モリタカバンや白崎時計店などの老舗が閉店し大通は県外飲食チェーン店が軒を連ねる。刺激的な物販店が入らないと商店街構成はバランスを欠く。貸す地主さんの裁量だが市内の中心商店街の将来を考えてもらえれば。旧ダイエー跡地の商業ビル、MOSS(モス)の早期開店を期待したい。当組合でも若者と高齢者の集客など何かの施策は考えなければ」と話す。
盛岡市肴町商店街振興組合(豊岡卓司理事長)は今年度「がんばる商店街77選」(経済産業省主宰)に選ばれたばかり。「笑顔と笑顔の肴町。いろんな笑顔が集まる肴町に」を理念に商店街活性化に力を入れている。
同組合の安保博繁夫事務局長は「大変な事態になるだろうがどのくらい影響が出るのか。盛南地区は西回りバイパスや杜の大橋など道路も橋も整備され、郊外の位置づけではなくなる。盛岡駅西口にも電器やアミューズメントの大型専門店ができる。中心商店街の受ける影響は今の段階で想像が付かない。どう人の流れが変化するのか。今は冷静に見るしかない。当組合では例年通りの行事は確実に行い、いつまでも気軽に来れる商店街でありたい」と、襲うであろう衝撃波に備えている。
川徳は創業140年を迎えている。川村宗生社長は「脅威と言えば脅威だが、脅威とばかり感じいても何も始まらない。自立と独創した店舗展開をし選択されるデパートにしたい。部分的なリニューアルを行う予定。少しずつ手を入れる。積極サービスと付加価値作り、ニーズ対応の商品構成などに力を注ぐ」と冷静に受け止める。
フェザンはリニューアル完了後1年が経過した。営業部の笹野盤部長は「イオン盛岡南SCのオープンで当店は2つのSCとの戦いになる。イオン盛岡SCもテナントの入れ替えが進んでいる。フェザンとイオン盛岡南SCとでぶつかり合うテナントも出てくる。積極的に攻めたい。15日からフェザンカードで買い物すれば10%割引セールを開始する計画。あえてその日を選んだ。これからが勝負」と闘志を燃やす。
8月で開店3年周年を迎えたイオン盛岡SC。南SCとは約4キロの距離になる。栗田健二ゼネラルマネージャーは「当SCはおかげさまで3周年を迎えた。今年度上期の売り上げも好調で推移した。お客様も宮古などの沿岸や秋田の角館地方からも来ており、来店頻度も高まっている。8日から敬老の日に向けた家族似顔絵展を開催。10月はプロ野球の優勝セールを行う」と積極的な仕掛けを図る。
盛岡南SCに関しては「同じイオングループ。互いに顧客のためにサービス向上に努めて、顧客に支持されるSCを目指し切磋琢磨したい」と気を引き締めている。
|