2006年 9月16日 (土) 

       

■    「実態を率直に反映」 盛岡城跡公園の愛称で谷藤市長 

 盛岡市は岩手公園の愛称を「盛岡城跡公園(もりおかじょうあとこうえん)」と決定し、愛称として発表した。今後、都市計画決定されている正式名称の「岩手公園」と併記し浸透を図る。城跡を中心に整備された公園の実態を率直に表していることや、国指定史跡の名勝と一致し分かりやすいこと、市民意見の中で多くの支持を得たことなどを選定の理由に挙げた。

  愛称を付けることについては「歴史的な経緯もあり、拙速に決めるべきではない」などと市民や議会から反発する声も寄せられ、論議を呼んだ。市が6月に設置した岩手公園愛称検討懇話会も、具体的な愛称は絞り込まず、判断を市にゆだねた。

  この点について谷藤市長は「いろいろな考え方があると感じたが、ブランド戦略や中心市街地の活性化、まちなか観光などを推進する上で、強く支持する人も多い」と強調。「県内外の人に、お城の跡であることが分かりやすい名前のほうが親切。動線づくりにもつながる。盛岡400年の歴史を理解していただくことにもなる」と意義を説明した。

  愛称決定にあたって市が5日までに市民意見を募集したところ674件の意見が寄せられた。市が最終候補にしぼった「盛岡城跡公園」に226件(34%)、「盛岡お城跡公園」に145件(22%)が賛成の意見だったが、愛称を付けることに反対の意見も197件(29%)あった。別名の提案は41件(6%)だった。

  今後、市は標識の表示の変更や愛称での観光パンフレットの普及などを進める方針で約1250万円の経費を見込んでいる。国、県や関連機関にも新名称の利用を呼び掛けていく。


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