2006年 9月20日 (水) 

       

■  大学生による大学生のための無料誌を 女子学生10人がフリークーポンマガジン 

     
  「学生にとっても広告を出してくれる店にとってもメリットが大きいものを作りたい」と張りきるI.Artのメンバー。前列中央が代表の澤田さん  
 
「学生にとっても広告を出してくれる店にとってもメリットが大きいものを作りたい」と張りきるI.Artのメンバー。前列中央が代表の澤田さん
 

 大学生が作る、学生向けのフリークーポンライフマガジン「I.cue(アイ・キュー)」が29日に創刊される。編集、発行は岩手大学の学生グループ「I.Art」。飲食店などの紹介と学生特別割引クーポンを掲載、就職活動などの特集記事も企画している。「学生と地域をつなぎ、活性化したい」と意欲満々だ。

 「I.cue」は奇数月の月末に発行予定。サイズはA6判、オールカラー24ページ。インターンシップ、サークル活動といった学生の関心事を扱った特集記事と広告ページで構成し、8000部発行する。岩手大、県立大、盛岡大、岩手医科大の各構内に設置するほか、大学周辺のアパートなどにも配布する。

  広告ページは、盛岡市と近郊の飲食店を中心に掲載。店内写真と宴会プランなどの店舗データを紹介し、学割クーポンを付ける。QRコード(2次元バーコード)も載せ、携帯電話から店の情報が読めるように工夫。創刊号は24店舗の広告を得た。

  I.Artの代表を務めるのは岩手大教育学部芸術文化課程造形コース4年の澤田知子さん(24)。澤田さんは学業のかたわら、広告会社やラジオ局などでアルバイトを重ね、デザインや編集の腕を磨いた。

  昨年10月、制作活動に専念するため大学をいったん休学し、仲間に呼び掛けてI・Artを結成。岩手大学発ベンチャー企業ガイドブックなどの編集も請け負った。

  集まった学生スタッフは女性ばかり10人。ほとんどが本格的な編集作業や営業は未経験で、苦労も多いが「何か大きなことに挑戦したかった。学生のことを一番、よく知っているのは、やはり学生。積極的に社会に出ていくことで、地域をもっと元気にしたい」と澤田さん。これまでの仕事でためた貯金をつぎ込み、I.cueの発行に踏み切ったという。

  スタッフの1人の同大教育学部2年小田島彩子さん(20)も「興味がなかった人にも手に取ってもらえるようなものを作りたい」と意気込む。

  「I.cue」は岩手の頭文字の「I」と、きっかけを与えるという意味の「cue」を組み合わせたもの。学生による学生のためのフリーペーパーの浸透を目指し挑戦が続く。




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