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多くの工房の作品が展示、販売されている岩手山麓工房まつり
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第10回岩手山麓(ろく)工房まつり(同実行委員会主催)は9月29日から3日間、滝沢村岩手山柳沢登山口馬返しキャンプ場で開催されている。初日は天候に恵まれ、岩手山のふもとは県内外から来た人たちでにぎわった。
会場となったキャンプ場には工芸、食品合わせて約50のテントが張られ、各工房が陶磁器、染織、漆器、ガラスなどの作品を展示、販売した。訪れた人は手にとってその良さを確かめ、制作者から説明を聞き気に入ったものを買い求めていた。毎年訪れる人も多いようで、作品を前に工房の人と来場者が談笑する姿もあちこちで見られた。
滝沢村滝沢で陶器を作る草風舎は第1回から同まつりに参加している工房の一つ。工房の菅野恵理子さんは「初めてやったときに戻り、やる方もお客さんも工芸を純粋に楽しもうという気持ち。お客さんの意識も進んできている。シンプルで使いやすく、飽きないもの買い求める」と10回を数えたまつりに気持ちを新たにしていた。
「陶器はそこのお宅で育っていく」という菅野さん。以前に買ってもらった人から使い勝手などを聞くことができる機会は工房側にとっても有意義。「作る側も自分のこだわりがマンネリになっては駄目。自分のこだわりを持ちつつお客さんに敏感に対応しないと」と話す。
秋田県能代市から親せき2人と初めて同まつりに来た村上まり子さん(54)は「岩手山のすそ野の雄大さにあこがれる。同じ人間でもこんな暮らしができるのか」と話す。一通り会場を見て「皆さんじっくり作っている。一つ一つ個性があり、何か伝わるものがある」とこだわりの作品に共感していた。
会場では飲食ができるスペースも設けられ、食事し終わったあとはお客さん自身が食器を洗う仕組みになっていた。事務局の吉田好恵さんは「食器を作っている工房が多いのに、紙やプラスチックのものを使うのはどうなのか。せっかくきれいな山があるので環境にも配慮した」という。極力ごみを出さないようにパンフレットなどでマイバッグ、はし、どんぶりの持参を呼びかけている。
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