2006年 10月 2日 (月) 

       

■  〈校長室の窓から〉105 野口晃男 自動車へのいたずら

 最近、考えさせられるできごとが2つありました。
  一つは、よその家の自動車への落書きです。
  そこの家の子供の名前が書いてありましたから、書かれた子供とは顔見知りの間柄であることは確かです。

  それにしてもひどいことをするものです。学校では、職員会議で事実の報告があり、翌日、全部の学級担任が一斉に指導を行いました。

  もう一つは注意してくれたおばあちゃんへの悪口です。
  女の子が4人、高文自動車学校近くで、フェンスにのぼっていました。危ないと思ったのでおばあちゃんが声をかけました。なかなかやめないので、つい「学校の先生に教えるよ」と言ってしまいました。

  そのときです。
  女の子が使うとは思えないような、ひどい暴言がおばちゃんに返ってきたのです。
  心配して危険を教えてくれた人に対して、感謝どころか暴言を吐くなど言語道断とはこのことです。
  その子供たちは、黄色い帽子をかぶっていたので低学年の子と特定できました。
  学校でも結構あるような気がします。
  実は、小学生の今が指導のチャンスなのです。子供の心を正しくするには、目に見えるところから、耳に聞こえるところから、形に表れているところから指導していく必要があります。

  今ここで、きちんとした指導を遠慮したり、ちゅうちょしたりしてしまうと、最も有効な成長のチャンスを逃してしまいます。

  体の健康への気配りとともに、言葉遣いを中心とした心の健康への気配りもよろしくお願いします。
  人間は、その言葉を繰り返し使っていると、いつの間にか、考え方や感じ方が影響を受け、ついには、その言葉によって行動さえも左右されてしまうようになるものです。

  「できた人間は言葉遣いも違う」と言われますが、成功を収めた人間の多くは、実は「自分の言葉遣いをただす」ところから人間としての修養をスタートさせていたのです。
(盛岡市教育相談員)


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします