2006年 10月 5日 (木) 

       

■  盛岡市北部地域で1万3000世帯が断水 朝の台所を直撃   

     
  市営谷地頭アパート前で、市の要請を受けて給水拠点を開設した滝沢村の給水タンク車  
 
市営谷地頭アパート前で、市の要請を受けて給水拠点を開設した滝沢村の給水タンク車
 

 4日早朝、盛岡市北部の東黒石野、厨川3・4丁目、みたけ3・4丁目などの一般家庭や事業所に給水する松園第2配水場の緊急遮断弁が誤作動で閉じ、約1万3千世帯が断水した。盛岡市水道部は、緊急に市立城北小など2カ所に給水拠点を設置して対応。断水は同日正午までにほぼ復旧した。市水道部は設備機器メーカーとともに原因や正確な発生時間などを調査している。

 松園第2配水場は同市三ツ割鉢ノ皮地内、小鹿牧場に隣接し3つの配水池がある。米内浄水場から松園第1配水場を経由して東黒石野や厨川、みたけ地区の一般家庭や学校、病院、企業、消火栓などに給水している。

  断水は同日午前5時半ごろ、市民の通報で発覚した。復旧作業によって遮断弁は午前10時20分に全開した。市職員が地区内の消火栓から放水し、配管の内側のさびによる濁りがないかを確認し、断水で空洞になってしまった配管にある空気を抜く作業などに当たった。

  全開後も高台などでは水圧の低いところもあったが、正午までにほぼ復旧した。午後も空気の気泡が水に混じって白濁したり、家庭などでは復旧後最初の使用時に赤茶けた水が出るなどした。洗管作業も続けられた。

  復旧と並行して午前9時45分から城北小に4トン給水タンク車を、同10時から同市厨川5丁目の市営谷地頭アパート隣接地で滝沢村に応援要請して2トン給水タンク車を配置、給水開始した。広報車で断水と給水所のアナウンスをしたが、給水が徐々に回復したせいか午前の利用者は少なかった。

  市へは午前までで水道部と市役所あてに数百件の問い合わせや苦情が寄せられた。復旧の見通しや広報が聞こえない、水の濁りなどへの苦情だった。このため一時電話のかかりにくい状態も生じた。

  水道部では同日、水道料金の滞納者に対する支払い督促に基づき、給水停止の措置を実施する予定だったが取りやめた。問い合わせの中には水道料滞納による給水停止かを確認する電話もあったという。

  遮断弁は、松園第2配水場を整備した1983年(昭和58年)に設置され、これまで誤作動のため弁が閉鎖したことはなかったという。原因は老朽化によるものではないと同部では説明している。

  浅沼信一水道事業管理者は「今回の事故に関しては市民に大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんでした。事故の原因については現在調査中だが、今後このような事故のないよう万全を期したい」と陳謝した。


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