2006年 10月 5日 (木) 

       

■  緊急遮断弁誤作動でバルブ閉まる 火事があっても給水不能に   

 誤作動した遮断弁は、松園第2配水場の3つの配水池を集約して配水する部分に設置されている。本来なら100%全開のはずのバルブ(弁)が20%まで閉鎖してしまっていた。朝の時間帯で水の利用が高まったことが重なり断水になった。

  配水池は1983年(昭和58年)に2基、95年に1基が整備された。

  遮断弁は83年に設置された。本来なら震度5強以上の地震が起きた場合、配管の破損による大規模な漏水防止のためバルブが閉まる。

  市内には松園第2を含め21カ所の配水場がある。遮断弁は比較的完成時期の新しい配水場や完成時期は古いが大規模な配水場に優先的に設置されている。

  各配水場に設置してある遮断弁は、地震計のデータで震度5強以上の揺れと大量の水流を感知した場合に電気信号が送られ、バルブを固定しているストッパーが外れる。その結果、自重で20%まで遮断するという。

  松園第2配水場は地震の揺れのみで遮断弁が閉まる仕組み。ほかの配水場では大量の水流だけで反応する遮断弁もある。遮断しても20%の余地を残しているのは火災による消火を想定しているため。完全に閉めるのは手動で行われる。

  今回の断水は6時間以上続いた。今夏広島県呉市で起きた長期的なものではなく、市水道部も「不幸中の幸い」としているが「断水時に火災などが発生すれば給水できなかった」と話している。安定供給の確保に向け、遮断弁が閉鎖した時間の特定を含め誤作動の原因を調べている。

  しかし「地震が起きたときに通常の動作をしないのであれば点検、確認ができるが、何もない状態から動いた原因を調べるのは復旧もしており難しい」とも説明する。


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