2006年 10月 6日 (金) 

       

■  心の病気抱える人の表現活動 ギャラリーおでってで絵画展    

     
  「ぬくたまりinもりおか」に展示されている作品  
 
「ぬくたまりinもりおか」に展示されている作品
 

 精神障害者の心の表現を見てもらおうと、絵画展「ぬくたまりinもりおか」(こころに平和を実行委員会、県精神保健ボランティア連絡会主催)が、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでって2階・ギャラリーおでってで8日まで開かれている。同連絡会代表の長葭千恵子さんは「精神障害者の表現を社会に向けて発信することで、より多くの方と相互理解を深めたい」と、来場を呼びかけている。

  展示作品は、全国の精神障害を持つ人が制作した油彩、水彩、ペン画など60点。うち23点が本県在住者の作品で、2007年の障害者の絵のカレンダーに採用された金野弥一さんの「花見の公園」も出品された。

  出品者の中には作家として活動している人もあり、見ごたえのある作品ぞろい。さまざまな人物の表情をクローズアップした大作、ち密な線でお城を表現した作品、重厚な画面で母子像を描いた作品など、多彩な作品が訪れた人の関心を引いている。

  同絵画展は、盛岡市内で障害者の絵のカレンダーの原画展が3年続けて開催されたことを経て、制作者らが抱える病気や障害について理解を深めてもらおうと初めて企画した。同カレンダーは、1998年に高知県で精神保健の絵画展が開かれたことをきっかけに、こころに平和を実行委員会が毎年制作している。

  県精神保健ボランティア連絡会代表の長葭さんは「絵に限らないが、心の病気を抱えて悩んでいる人が表現活動によって可能性を見いだせるのは素晴らしいこと。会場にギャラリーを選んだのは福祉の枠にとらわれずに多くの方に見てもらいたかったから」と話し、「いずれは精神障害者の作品を集めた美術館を造りたい」と思いを語った。

  同展の入場は無料。午前10時から午後6時まで(最終日同3時まで)



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