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先人の手紙を通して当時の時代背景を学ぶ「くずし字を読んでみよう!」講座の参加者 |
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盛岡てがみ館(田鎖壽夫館長)の2006年度講座「くずし字を読んでみよう!」の第1回講座が4日、盛岡市中ノ橋通1丁目のプラザおでって大会議室で開かれた。同館が所蔵する本県の先人の書簡を基に、明治・大正・昭和の激動期を生きた先人たちの思いを探った。
同講座は、現代人には解読が難しい「くずし書き」の手紙を読み解きながら先人の素顔に触れ、手紙の持つ素晴らしさを知ってもらおうと開かれた。
初心者向けの3回講座で、39人が参加。初日は「北大初代総長 佐藤昌介の手紙」と題し、人物研究家で元盛岡タイムス校閲部長の藤井茂さんが農業経済学者の佐藤昌介(1856−1939年、花巻市出身)の手紙を読み解いた。
テキストになったのは、明治33年(1900年)12月に佐藤が農業教育者の藤根吉春(1865−1941年、盛岡市出身)にあてた手紙。
札幌農学校を卒業して台湾の台南県農業試験場長などを務めた藤根に対し、佐藤は「貴地農業之進歩改善は一に諸君之双方に繋(かか)り候義に候得(そうらえ)ば爾後(じご)一層之御奮励(ふんれい)を奉希望候(きぼうたてまつりそうろう)」と、期待を込めていると解説。
1900年は、新渡戸稲造が米国フィラデルフィアで「武士道」を出版した年でもある。「新渡戸君も本月中に渡台に相成候由(あいなりそうろうよし)」という一文から、新渡戸が台湾総督府技師として赴任するという情報が佐藤のもとに入っていたことも分かるという。
参加者は、明治に書かれた先人の手紙を読み進めながら、当時の時代背景や岩手の先人たちの先駆的な仕事に理解を深めていた。
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