2006年 10月 11日 (水) 

       

■  原毛を自身で紡ぎ手編み作品 上沢さんが展示会

     
  上沢多美子さんと手紡ぎ糸で編んだニット作品  
 
上沢多美子さんと手紡ぎ糸で編んだニット作品
 

 盛岡市の上沢多美子さんの初めての個展「手つむぎ糸から〜ニット展」が16日まで、同市高松1丁目の和のギャラリーなかむらで開かれている。自身で紡いだ糸を使った手編み作品を中心に20数点が展示されている。

  出展作品は女性ものが中心。小さな花の形をつなぎ合わせてカーディガンに仕立てたものや、昔から伝えられているモチーフをかぎ針1本で組み合わせたひざ掛け、バッグや帽子などが展示されている。

  上沢さんは中学時代から、母親の指導を受けて手編みを開始。18年前、通信教育で棒針、かぎ針、アフガン針などを使った編み物の基礎を勉強。手編み講師の資格を取得した。

  使用する糸のほとんどは、ヒツジの原毛を自身で紡いだもの。セーター1枚に、何百グラムという糸が必要なため、1着完成までの工程の9割は糸紡ぎに費やされるという。

  原毛の染色も自分の手で行う。ススキや藍(あい)、ドングリ、タンポポなど身近な素材を使った草木染めでは、色が落ち着くまでに半年から1年かかるという気長な作業だ。

  デザインは自分が着たいと思うものを中心にしたオリジナル。「見て歩くのが好き」というように、さまざまな展示会に足を運んで、アイデアを考えている。

  「糸を紡ぐのに時間がかかるので、2年に1度ぐらいのペースでこれからも個展を続けたい」と話していた。

  午前10時から午後5時まで。同市高松1丁目14の59、電話番号019−662−2071。火曜日定休。


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