| |
|
|
| |
 |
|
| |
まちの魅力アップにつながる街路樹に、ときららな街盛岡を創る会と盛岡駅前商店街振興組合が協働で剪定したホテルルイズ前の街路樹 |
|
盛岡市の市民団体・きららな街盛岡を創(つく)る会(協力会員75人)と盛岡駅前商店街振興組合(村上粛理事長)は先月30日、盛岡駅前の県道の街路樹4本を自主的に剪定(せんてい)した。盛岡の玄関口の通りを飾る街路樹を、より美しく、機能的にも優れたものにすれば、街自体の魅力アップにつがると、街路樹を管理する盛岡地方振興局に交渉。試験的に剪定を行う許可を得た。今後、通りのすべての街路樹が理想的な形に整えられるよう同振興局に提案。民間と行政の協力による街路樹管理の方法を探りたいという。
JR盛岡駅東口から開運橋までの県道(盛岡駅前通り)にはイタヤカエデやナナカマドなど約30本の街路樹が植栽されている。木々の緑が街並みに潤いを与え、観光客にも好評だ。しかし、枝葉が伸び過ぎると信号機や電線の障害となるため、ある程度の大きさになると、機械的に切り詰められていた。
盛岡駅前通りの清掃やトイレの無料開放など、これまで、さまざまなまちづくり事業に取り組んできた創る会は3月、「せっかくの街路樹を丸刈りにしてしまっては魅力も半減」と、樹形や景観に配慮した剪定を振興局に要請。今回、そのモデルとして街路樹4本を自主的に剪定して提案することにした。
モデルに選んだのはホテルルイズ前のイタヤカエデ2本とナナカマド2本。イタヤカエデは12、3メートルの高さは維持したまま、通りに面した建物の2階の看板が見える位置まで余分な枝葉を剪定。ナナカマドはイタヤカエデと対比させるように高さ6メートル程度のコンパクトな樹形に整えた。この樹形であれば、風通しや見栄えも良く、数年後には剪定回数が少なくてすむ手のかからない状態になるという。作業は創る会の会員がボランティアで重機を出し、小岩井農牧の協力を得て行った。
創る会と同組合は、改めて同振興局に対し、景観や樹形に配慮した街路樹管理を提案する考えだが、問題は費用のねん出。同振興局土木部管理用地室の遠洞峰夫総務管理課長は「道路維持予算は非常に厳しい。安全上の管理が最優先で、公平の原則もある。美観を整える理由で、特定の区間に予算を割くことは難しい」と話す。ただ、街路樹を管理する自主的な取り組みに対しては「できる範囲で応援したい」としている。
創る会事務局の小田中由美子さん(59)は「盛岡駅前通りは、盛岡のまちの顔でもある。川や緑を生かした、印象の良いまちづくりを進めていく上でも、街路樹は重要な要素。外から訪れる人にも自慢できる街路樹にしたい」と願っている。
|