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県教委は11日、県内初となる県立の併設型中高一貫校を一関一高(平野清八校長)に導入する方向で進めると発表した。計画によると09年4月に3クラス程度(1クラス40人)の県立中学校を開校。卒業生が高校生になる2012年4月に併設型高校がスタートする。高校は1学年6クラス程度になり、一貫校以外の中学からも一般入試で生徒を選抜して受け入れる。次世代リーダー育成を目指す新しいタイプの高校として成果が問われることになる。県教委は来月にも両磐地区を皮切りに導入に向けた説明会を開始する。入学者の選抜方法など運営の詳細については来年度早々に設置する開設検討委員会の中で検討するとしている。
併設型中高一貫校は入試のない6年間の一貫教育で、医師や弁護士などが不足している本県に貢献できる人材育成を図る目的で設置される。
県教委は「通学が容易な沿線部にまず1校を導入することが適当」とした県新しいタイプの学校に関する検討委員会の答申に基づき、導入校を検討。設置理念に該当する県立高校17校に対して導入の意向を聴取した結果、一関一高から前向きな回答を得た。
同校は工事中の新校舎が今年度中に完成する。特別教室として改装を予定していた旧校舎を中学生用に一部流用して使用することが可能で、既存施設を有効に活用して併設型中高一貫校に移行することができるという。
同校は現在、1学年が6〜7クラス。施設規模や中学校卒業者数の減少などを考慮し、県立中学校は1学年3クラス程度、高校は1学年6クラス程度とする案が示された。
県立中学校は県内すべての学区からの入学を認める方針。併設型高校についても、学区による制限を設けないことを含めて検討する。ただし、中学生の発達段階で家庭の果たす役割が大きいことから遠距離通学者のための寮などは設けないとしている。
県立中学校の入学者選抜は、学力検査ではなく作文や面接といった適性検査で行われる見通しで、詳細については地域住民も含めた開設検討委員会の中で検討していく。08年度には県教委内に準備室を開設し、県立中学校の開校に向け準備を本格化させる。
県内では軽米、葛巻の両高校が連携型中高一貫校として運営されている。
県教委の藤原忠雄高校改革担当課長は「設置理念が達成されるよう開設検討委員会で地元の意見も十分に吸い上げた上で進めたい」と話している。
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