2006年 11月 2日 (木)
■ 魂と心に響く楽聖「飛行するバッハ」 フダックさんが銅版画展
ミヒャエル・フダックさんと「飛行中のJ・S・バッハ」(水彩)
チェコスロバキア出身で、現在はスウェーデンに住むミヒャエル・フダックさん(50)の個展が4日まで、盛岡市菜園2丁目のギャラリーラヴィで開かれている。盛岡では初めて。テンペラ画や銅版画作品26点が展示されている。
フダックさんは建築家の仕事をしながら、絵画や版画、絵本の制作などを行っている。今展には、4年前から取り組み始めたというバッハを題材にした作品を多く出展した。
「飛行中のJ・S・バッハ」は水彩作品。バッハが奏でるオルガンに突然羽根が生え、空に浮かび上がる。背景には、バッハが数多くの名作を生みだしたライプチヒの古い街。眼下に広がる空想の庭は石造りの塀に囲まれ、その扉の鍵は「あなた自身が持っている」とメッセージを込めた。
銅版画「J・S・バッハと彼の庭U」(エッチング)に描かれたのは、鍵盤や植物に彩られた庭に立つ男性の姿。その手の中の器に、天からの光が降り注いでいる。「バッハの音楽を聴いたとき、自分の内面に光を得る」ことを表現している。
「バッハの音楽は素晴らしい。魂と心に響く」とフダックさん。特に「無伴奏チェロ組曲」や「マタイ受難曲」からインスピレーションを与えられると話していた。
会場では蔵書票の銅版画9点も展示。希望者には版画に名入れを行い、原版と一緒に販売する。国内での個展は盛岡のほか、東京と京都の3カ所で開催。
午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。
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