任期満了に伴う滝沢村長選は7日告示される。出馬を表明しているのはいずれも無所属で新人の前県議・柳村典秀氏(51)、前村議会議長・井上和夫氏(57)の2人。ほかに出馬の動きはなく新人同士の一騎打ちが確実視される。両陣営は告示直前の3連休、ミニ集会などの運動を展開、各地で浸透を図った。無関心層も多数いる中、村の新しいリーダーを選ぶ8年ぶりの選挙が目前に迫る。12日に投開票が行われる。
柳村典秀氏は4日までに後援会(工藤政憲会長)活動で村内各地を会場にミニ集会を延べ44回開催。1回で20〜60人を集めた。同日夜の元村南で29番目の地区支部を立ち上げた。出席者1300人以上を自身の応援団・後援会役員にお願いしたという。6日にも告示前最後となる45回目のミニ集会を開く。
地元の巣子・川前地区を中心に祖父から3代続く支持層がいる。県議時代に全村で運動した経験もあり、村長選ではさらに支援の輪を広げる。
マニフェストは財源の裏付けが必要だとして示さず、代わりにミニ集会などで集めた住民の声を反映させた「政策」を地域別に課題として訴えている。
高齢化進行をにらんで村公民館の改修を通じて、拠点となる総合福祉施設の整備計画、現村政が計画する村火葬場整備は凍結し、隣接市町火葬場の使用料を住民に助成し別事業に振り向けるなどと政策を説いている。
合併問題については、競馬問題や中央卸売市場、市立病院問題を挙げ、財政難の盛岡市と合併するべきでないと主張。住民投票で判断をあおぐとし、本人は雫石町と合併しての市制移行を提案している。
井上和夫氏は後援会連合会(駿河俊太郎会長)と村議の創和会(斉藤佐一会長、11人)が運動。現職柳村純一村長も応援する。7月末の村議辞職後、13地区後援会を設立、ミニ集会は5日までに79カ所、1回につき6、7人から110人を集めた。本人が村内を一軒ずつ歩く運動は1万6千世帯を超えたという。
地元・元村地区を地盤に東部や南部に浸透を図っている。滝沢村誕生以来、元村選出の村長が誕生していないと訴え、住民の結束を呼び掛けている。
公約は村政全体と地域別を含む計41項目のマニフェストを掲げる。第5次村総合計画と合体させ、政策に優先順位を付ける考えを示している。
集会では現村政の施策や各種支援策が住民に伝わっていないとして情報公開・提供の在り方を検討すると説明。産業振興分野で農産物直売所を併設した加工センターを農協支所跡の倉庫に整備するなどと提案している。
合併問題は住民意向を踏まえ、当面は自立に向けた誇りある村づくり、財政健全化に努める。国の道州制導入を見据えて50万人都市形成へ各市町村で取り組んだ結果、メリットがあれば合併する考え。
立候補は7日午前8時半から午後5時まで、村役場2階大会議室で受け付ける。投票は12日午前7時から午後6時まで村内13投票所で行われ、午後7時半から村総合公園体育館で即日開票される。
|