2006年 11月 7日 (火)
■ 激動の時代を生きた50代の3人 川村美術館でポーランド展
ウィトルド・ポピエルの「ダーヴィンの歴史」(50×50センチ)
「ポーランド展〜新進作家3人展」が雫石町の御所湖川村美術館(川村昶館長)で開かれている。激動の時代を生き抜いてきた50代の3人の作家の作品6点を展示している。(敬称略)
フランツィセク・マスルシチャクは独自にデフォルメした人物を描いた作品で知られる。「ある出来事」(27×19センチ)では祈るように横を向く人物の隣に、こちらに向けて駆けてくる人物を配置。互いの視線は交わらず、思いはそれぞれの心の中に向かっているようだ。
ウィトルド・ポピエルは宇宙的なイメージを持つ作家。「ダーヴィンの歴史」(50×50センチ)はさまざまな形を横1列に並べた作品。一つの球から始まった命が複雑な構造を獲得していく過程は、背景に描かれた設計図通りなのか。見る側の想像力を刺激する作品だ。
クルジュトフ・マドジンスキーの「無題」(73×73センチ)は幻想的な夜の街を描写した作品。単純化された建物や森、はるか遠くに見える塔。柔らかな光が人工物のような枯れ木と、壁面に彫刻された鳥を映し出している。
庭園に展示された岸伸介の石彫
館の内外では盛岡市の彫刻家岸伸介の石彫展も開催中。紅葉で彩られた館の庭園には「異−間」や「依−潜」「依−白」などの作品が展示されている。
12月30日まで。午前9時半から午後5時。月曜休館。入館料は大人500円、小中学生400円。同町西安庭11の55の6、電話番号019−692−5931。
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